日本酒の可能性は無限!?飲み方のアレンジ方法4選を紹介!
日本酒の知識
日本酒は基本的に、そのまま飲むお酒です。温度帯を変えることはあっても、焼酎のように他のドリンクと割ることも少ないかもしれません。しかし日本酒の飲み方は、ストレートで飲むだけではありません。普段とは違った飲み方を試してみることで、日本酒の可能性を引き出せるでしょう。
また他のドリンクと割ることで、お酒に弱いという方でも楽しめます。本記事で日本酒の新しい飲み方を提案するため、マンネリ防止の意味でも、参考にしてみてください。
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基本の飲み方
日本酒の飲み方として、もっともポピュラーなのはストレート…つまり冷やしてそのまま味わうことです。また温度帯を変えて、風味の変化を楽しむのも基本です。「冷や」や「熱燗」といった言葉は、多くの方がご存知でしょう。
しかし日本酒は、温度によって「ぬる燗」や「雪冷え」など、温度の違いでさまざまな呼び方をします。以下の記事では、日本酒の温度にまつわる基本知識を紹介しています。
日本酒には温度帯を変える以外にも、割ものを使うなどの飲み方があります。ここからは、温度を変える以外の飲み方を中心に紹介していきます。
季節で変えたい日本酒の飲み方
日本酒は冷やで飲む機会の多いお酒です。しかし暖かい季節と寒い季節、それぞれの時期にあった飲み方をすることで、日本酒の魅力をより一層感じられるでしょう。ここでは暑い季節と寒い季節に分けて、日本酒のおすすめな飲み方を紹介します。
暑い季節の飲み方
暑い季節には、キンキンに冷やした日本酒がおすすめです。しかしもっと爽快な気分を味わいたいときは、ロックや水割りがおすすめです。「日本酒に氷を入れるの?」「水で割っちゃうの?」と思われるかもしれませんが、最近では日本酒をストレート以外の飲み方で楽しむことも多く「通はロックで飲む」と言われるほどです。ロックに使う氷は天然氷を使うとよいでしょう。
日本酒を水割りにすると、アルコール度数が下がり、喉越しが軽やかになります。女性や初心者でも飲みやすくなるため、より多くの方に日本酒を味わってもらえるでしょう。
寒い季節の飲み方
寒い季節に日本酒を味わう方法としては、熱燗がもっともポピュラーでしょう。しかし、日本酒をお湯割りにしてみるのもおすすめです。アルコール度数が下がるのはもちろんのこと、カロリーも抑えられます。日本酒とお湯の比率は、日本酒:お湯=8:2がおすすめ。少しお湯で薄めるくらいがちょうどよいでしょう。お湯は熱々のものでなく、50℃以下のぬるめな状態がベストです。
なお以下の記事では、熱燗におすすめな日本酒を紹介しています。「お湯割りもよいけど、やっぱり日本酒はそのまま飲みたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
日本酒のおすすめアレンジ4選
日本酒の飲み方のバリエーションは、温度を変えるだけではありません。実は、緑茶と割ったりハイボールにしたりと、さまざまな飲み方で楽しめるお酒なのです。ここでは、普段とは少し違った日本酒の飲み方を4つ紹介します。
他のドリンクで割る
日本と割るのにおすすめなドリンクは緑茶。日本酒を緑茶割りにする際、比率は緑茶:日本酒=1:1がおすすめです。ただし吟醸酒の場合は、フルーティーなタイプが多く、緑茶の渋みとマッチしにくかもしれません。
緑茶割りで楽しむならば、純米酒や特別純米酒、本醸造を選ぶとよいでしょう。緑茶の他にも、無糖の紅茶や炭酸レモン、乳酸菌飲料などもおすすめです。
日本酒ハイボール
グラスにたっぷりと氷を入れ、日本酒と炭酸水を注ぐと「日本酒ハイボール」が完成します。ハイボールは基本的に、少量のウイスキーを炭酸水で割るでしょう。しかし日本酒は、ウイスキーよりもアルコール度数が低いため、1:1の割合で作っても問題ありません。
ハイボールのなかに、すだちや柚子など柑橘類のスライスを入れると、爽快感が一気に増します。後味がすっきりとした日本酒が好みな方には、特におすすめしたい飲み方です。
日本酒ベースのカクテル
日本酒ベースでカクテルを作ることもできます。生のフルーツやジュース、スパイスと合わせると、オリジナルカクテルが作れます。カクテルにすることでアルコール度数が抑えられるため、あまりお酒に強くないという方でも楽しめるでしょう。また日本酒独特の風味を和らげるため、普段はあまり日本酒を飲まない方にもおすすめです。誰でも簡単に作れる日本酒カクテルは、以下の2つです。
- 日本酒トニック
- 日本酒とトニックウォーターを1:1または、1:2の割合で注ぐ。お好みでライムジュースを少々入れて完成です
- 日本酒レッドサン
- トマト1個をミキサーにかけて濾す。日本酒と1:1で割れば完成。フレッシュトマトが理想的ですが無添加トマトジュースでも代用できます
寒い季節におすすめなアレンジ
寒い季節には、日本酒をハチミツレモンで割るのもおすすめです。温めた日本酒にハチミツを入れて、レモンを絞るだけと手軽に作れることもポイントです。甘酸っぱさと米の旨みが調和した1杯が楽しめるでしょう。
好みではなかった日本酒にも活用できる
なんとなく購入した場合や貰い物が日本酒だった場合、飲んでみると好みではなかったというケースがあるかもしれません。このような場合も、日本酒をアレンジして風味を変えるのは効果的です。アレンジする以外にも、好みではない日本酒は、以下のような飲み方を試してみると、案外スルスル飲めるかもしれません。
- 少し時間をおいてから飲む
- 口の広いグラスで飲んでみる
- デキャンタで飲んでみる
種類によっては、時間をおくことで味が落ち着く日本酒もあります。また程度の差はあるものの、いずれの日本酒でも時間をおくと味に変化が生じるでしょう。口開け直後は好みではないと感じたお酒でも、時間が経つと飲めるようになるかもしれません。3つ目のデキャンタに移してから飲むという方法も、少しでも長く空気に触れさて味を変えるためです。
また香りが物足りなくて好みではないと感じた日本酒は、口の広いグラスを使うことで解消できるでしょう。最近では華やさが特徴の銘柄は、ワイングラスで飲むという方もいらっしゃいます。