『つくり手』たちと共に地域に賑わいを。ジャパニーズウイスキーと地域資源創発を目指すTisTa社が『地域そのものを現すものづくり』に焦点を合わせた『the CRAFT運動』がスタート。
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プロジェクトの裏側
TisTa株式会社は「ジャパニーズウイスキーの価値を守り、高める」という信念のもと、ジャパニーズウイスキーの魅力をつくり手視点から伝える「メディア事業」及び「つくり手の人材育成事業」を展開しております。
現在、TisTaの活動は以下の3つを軸に行われています。
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今回の記事のテーマである③の『the CRAFT運動』は、2023年3月神戸の街で『KOBE the CRAFT』と銘打ち、キックオフを迎えました。
ジャパニーズウイスキー関連事業を行う会社が、なぜ地域資源創発にも力を入れるのか。KOBE the CRAFT 開催の様子と共に、『the CRAFT 運動』誕生に至った経緯をお伝えします。
コンテンツ
地域資源創発という新たなステージへ。『the CRAFT』に込められた想い
農業などを行う1次産業、加工などを行う2次産業、そして発信やサービスを行う3次産業。わたしたちは、このようにそれぞれの産業でこだわりを持ってものをつくり、生きる皆さんの総称を『the CRAFT』と表現しました。
ジャパニーズウイスキーに向き合う中で見えてきた、日本のものづくりやクラフトマンシップの魅力。そして、ものづくりに携わる人々が地域に与える可能性の数々。
このような魅力と可能性は、ジャパニーズウイスキーづくりだけに限られたことではありません。ならば、日本各地で様々な領域の『the CRAFT』が集い、”つくること” ”食べること” ”伝えること”から新たな地域の魅力を発信することで、地域を元気に・賑やかにしたい。
これこそ、TisTaが地域資源創発『the CRAFT 運動』にかける想いです。
『KOBE the CRAFT』の実現まで ~代表の神戸への想い~
弊社が、『the CRAFT 運動』の記念すべきキックオフの地として選んだのは、神戸(神戸ワイナリー)です。弊社代表である辻が、神戸とご縁があることに起因します。
神戸とのご縁、そして今回の『KOBE the CRAFT』開催における神戸への想いを、代表自らに語ってもらいました。
TisTa株式会社取締役代表 辻吉彦
「ヒトと地球が1,000年つづく仕組みをつくる」をスローガンに活動する中で、「ジャパニーズウイスキーの価値を守り、高めたい」という信念のもとTisTaを2021年に創業。「地域性が色濃く表れるウイスキーの奥深さ」や「時と場がもたらす影響と関係性の面白さ」といった魅力を「つくり手視点」から伝えるメディア事業及び「つくり手」の人材育成事業を展開中。
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私は、大学時代を神戸で過ごしました。
ワインやクラフトビール、野菜やお肉、魅力ある食のコンテンツが溢れる神戸。それらのコンテンツは、携わる農家や酪農家、漁師やパン屋や酒造家など多くの『つくり手』と呼ばれる人=わたしたちが定義するところの『the CRAFT』の存在があってこそ生まれます。そして『the CRAFT』が共に創り出した食のコンテンツが、「神戸」という地をさらに輝かせているのを目の当たりにしてきました。
本事業のはじまりは2018年までさかのぼります。学生時代からの神戸への思い入れから15年、神戸市が開いた六甲山の再整備事業(公募)の話を耳にし、コンペティションにエントリー、そして大敗。それから2年後の2020年、当時の神戸市の審査員より、神戸ワイナリー再整備事業に興味はないかとお声かけをいただきました。これが神戸ワイナリーと私の出会いです。
現地に足を踏み入れてみると、丘の上にブドウ畑と西洋風の立派な建物が広がる、心安らぐ魅力的な場所だという印象を受けました。神戸との長年のご縁で繋がったこの場所で、地域の賑わいづくりに貢献したいと感じました。また約40年前につくった場であることも私の年齢と近いこともあり、親近感を覚えました。
人との縁で紡がれたイベント
本プロジェクトは、神戸市をはじめとして元々ご縁のある方との関係性、お力添えを元に、地域の方々との新たな繋がりによって成立しました。しかし、全てがトントン拍子にうまくいったわけではありません。
最初の課題は、地域の『the CRAFT』に我々の想いを伝えることと信頼関係を築くことでした。わたしたちの掲げる 『the CRAFT』 の ”the” には ”誇り” という意味合いがあります。つまり『the CRAFT 運動』とは、『つくり手としての誇り』 を発展・発信させる運動です。この言葉のストーリーが農家をはじめとする地域のつくり手たちの心にも響き、協力して頂けることになっていったのです。
ポイントは3回飲みに行く!?
神戸ワイナリーとの関わりの中で、地元の有機農家の代表である大皿さんとの出会いがひとつのターニングポイントでした。地元の方々は代わり映えのしない現状に閉塞感を感じており、外部からの刺激や人材を求めている一方で、彼らにとっての「よそ者」がいきなり地域に参入するのはなかなか困難であるというのが一般的な実情です。
そこで、私が大切にしているのは、「3回飲みに行くことで、私を知ってもらい、相手を知る」ということです。お酒の席だからこそ、本音で話せることがあり、双方の本当にやりたいことを共有する中で、信頼関係が醸成されていきます。1回だけでは、その人の人となりを見抜くのは困難です。しかし、回数を重ねることでだんだんと分かってくるものです。
そして、お酒を飲んで喋っている私はおもしろいのです。私は、誰かにとっての「楽しくお酒を飲める相手」でありたいと常に思っています。同じ時間を共有し、同じ熱意で、共に汗を流して取り組んでこそ、一緒に楽しいお酒が飲めるのですから。
大皿さんのイノベーター気質も相まって、このような私の姿勢を地域の方々に受け入れてもらえたことが今回のイベントにおけるなによりの成功要因です。地元の方に受け入れてもらいコミュニケーションをとる中で、自然とどんなイベントにしていくのかという話が進んでいきました。
熱い想いを持つ企業が集まってくる
またそういった方たちとの関係の中で、株式会社BBQ&Co代表の成田さんと繋がりが生まれました。成田さんの「BBQによって生み出されるコミュニケーションの場の価値を広げたい」という熱意にシンパシーを感じ、すぐに意気投合しました。イベント中の食事は株式会社BBQ&Coさんより提供を頂いております。
※株式会社BBQ&Co BBQからひろがるコミュニケーションで、地域と人を元気にする。というコンセプトでBBQの場づくり及び運営を行う企業。
このように、様々な関係者とのコミュニケーションを通して神戸ワイナリーに地域の賑わいづくりに熱い想いを持つ者たちが集まっていきました。
来場者は1000人!~青空のもと、神戸ワイナリーに賑わい創出~
以上のような背景があって、2023年3月、神戸の『the CRAFT』たちが神戸ワイナリーに集まり、青空の下で各々の自慢の食を提供する機会が実現しました。また、つくり手同士のマッチング企画・トークショーなどのイベントの実施を通して、つくり手・消費者という枠を超えて参加者同士交流を深める機会となりました。
結果として、来場者数は1000人、正午時点で食材が売り切れるほどの大盛況。不便な場所でありながら、想定を大きく上回る結果で終えることができました。こうして記念すべき最初の the CRAFT運動『KOBE the CRAFT』は多くの方々に支えられ、無事閉幕しました。
新たな時代の“Arts and Crafts Movement”を日本各地へ
『the CRAFT運動』はTisTaが生み出したコンセプトの一つで、社会の閉塞感を打破する課題解決×活人型ビジネスモデルではありますが、実はモデルがあります。
それは19世紀後半、イギリスでおこった美術工芸運動である”Arts and Crafts Movement”(アーツアンドクラフツ運動)です。”Arts and Crafts Movement” がものづくりと芸術の2つからアプローチしているのに対し、わたしたちは多くの日本人が強みとするクラフトマンシップのほうに着目しています。『the CRAFT』と消費者の繋がりを生み、つくり手たちの汗を伴う地道な活動によってサーキュラーエコノミーと地域貢献のモデル開発を成し遂げることを目標としています。もちろん”Arts and Crafts Movement”(アーツアンドクラフツ運動)をリスペクトして生み出したモデルである以上、クラフトマンシップを中心に活動していく先にアートとの連携も想定しており、Artsの重要性も大事に考えています。
今後も「神戸」を1つの起点としながら、日本各地での『the CRAFT運動』の展開を考えています。自分たちだけでできることなんて、これっぽっちもない。だけど『the CRAFT運動』に共感頂ける多くの方と3回飲むことを通して共につくりあげたい。そんなわがままな私の「ただ飲みたい(笑)」気持ちと一緒に、様々な場所や企業とのコラボレーションを通し、地域の賑わいづくりを通して、日本を元気にしていく貢献ができれば嬉しいです。
(語り:辻吉彦)
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the CRAFT 運動を通じて、TisTaが描く未来
『Tradition(伝統)+ista(成し遂げるヒト)=TisTa(ティスタ)』これがTisTaという社名の由来です。
伝統をつくる、つむぐ、つたえる。「日本(ジャパニーズ)のものづくりの価値」を世代を超えて伝承するとともに、世界にもその価値を伝えることのできる会社でありたいとの思いから名付けました。この鳥居がTisTaに見える方がいらしたら、わたしたちはどこかで何かがつながっています。
2023年はジャパニーズウイスキーづくり100周年という節目の年。
ジャパニーズウイスキーを通して、日本が世界に誇るべきクラフトマンシップの素晴らしさを身に染みて再認識しているわたしたちが、”地域のつくり手”と共に日本各地の資源を開発することでジャパニーズクラフトマンシップの原点に立ち返り、出来上がった製品でなく、そのプロセスや関わる人のインパクトを通し、地域に還元していけたらと考えています。
弊社の想いに共感していただけるつくり手の皆様、生活者の皆様。
あなたのそばにも多くの「つくり手」たちがいます。そのつくり手とあなたを結ぶ『the CRAFT運動』を全国で広げていきます。
プロジェクト情報URLなど
◆過去のリリース
- 2023年3月3日リリース「3月19日(日)農家、パン屋、酒造家など神戸の魅力を発信する、つくり手たちのマルシェ『KOBE the CRAFT』開催」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000099858.html - 2022年4月25日リリース「ウイスキーファンとウイスキーのつくり手の社交場『CELLARR SALON ウイスキーの杜』を正式ローンチします」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000099858.html
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※この記事は[PR TIMES]のプレスリリース情報提供をもとに制作・配信しています。