日本全ての都道府県でワイン造り!?全国各地の個性豊かなワイナリーに行ってみよう!
ワインの知識
日本でワイン造りが始まったのは明治以降。
そこから日本ワインの成長は目覚ましく、特に2000年以降から100軒以上の新しいワイナリーが生れています。
そして現在は日本全国、47都道府県に300軒以上のワイナリーがあります。
全国各地の個性豊かなワイナリーを訪問してみましょう!
ワイナリー訪問の楽しさ
皆さんはワイナリーに行ったことがありますか?
ワイナリーに行く楽しみは何でしょうか。
ワインが美味しい!
もちろん、ワインが飲めること。
日本の国土は南北に長く、各地で気候が違うのはもちろん、名産品や美味しいものが食べられますよね。それと同じように、各地の気候や風土に合った個性豊かなワインがそれぞれのワイナリーで造られています。
ワイナリーでは実際にそこで造られたワインを色々と試飲することができます。
風景がきれいなこと
ブドウ畑はきれいに整備されていますので青空に映える緑の葉がとてもきれいです。
ブドウ畑の奥に高い山がそびえたったり、青海原が広がったり。
季節によっては真っ白な雪に囲まれたりと、その風景も様々で、どのワイナリーも違った景色が楽しめます。
さらに、食事が美味しい
もしワイナリーにレストランが併設されていれば、食事も美味しいです。
ワインと食事を合わせることをフランス語で「マリアージュ=結婚」と言いますが、美味しいワインには美味しい食事を合わせて食べて欲しいというワイナリーの願いもあり、レストランの食事は総じて美味しいです。
ワインと合わせるのでフレンチやイタリアンなどの洋風な食事が多いですが、地元の食材、お魚やジビエ、野菜と合わせているので、どんな食材とワインを合わせるのかも楽しみの一つとなります。
ワイナリーツアーに参加してみよう!
予約が必要なことが多いですが、ワイナリーのオーナーや醸造家の方がワイナリーの説明をしてくれるツアーもあります。
ワイナリーによってコースは様々ですが、ブドウ畑を見て、ワイン製造過程、発酵樽や木樽、そして貯蔵庫を周りながら説明をしてくれます。
ブドウ畑も、日本でよく見る食用のブドウのように棚造りの所もあれば、欧米風に垣根づくりの所も。
それぞれの目的によってつくられているので、ワイナリーの考えや日本の気候に合わせたブドウ栽培など学べます。
醸造過程では、どのくらいの時間をかけて発酵させるとか、どのくらい木樽に入れておくか。ワイナリーそれぞれが色んな思いを込めて、美味しいワインを造ろうとしていることがよく分かります。
湿度や温度がちょっと変わるだけで、製造過程が変わってくるので、これも各都道府県の違いが分かって楽しいです。
そして、お待ちかねの試飲。
造り手の考えを知った後で飲むワインはまた格別です。
「誰かが心をこめてつくったもの」そう思うと、ワインの美味しさが違ってきます。ワインは誰かが、愛しんで、大切に育てたもの。だからこんなに感動するのだと。
そして「おいしい」というと、本当にうれしいそうな顔で「ありがとう」というのです。まさに「我が子」を褒められたのかのようです。
ブドウ畑を見ながら、説明を聞きながらの試飲は本当に穏やかな時間が流れるようです。人も生まれ故郷に帰るとちょっといつもの自分に戻れたり。また違った顔が見えますよね。
ワインも同じでそのワインの故郷を見ながらの試飲は、家で飲むワインとは一味違うことも。
ワイナリーに宿泊も!
新潟の「カーブドッチ」のように温泉が併設されて、温泉、ワイン、食事を楽しめるいいとこどりのところもあります。また、富山の「セイズファーム」のように、一棟だけの貸し切りでゆっくりワインと食事を味わえるところもあります。
現在日本では47都道府県すべてでワインが造られていると言われています。「えー!すべての都道府県で!?」と思いますよね。
旅行に行った時にワイナリー巡りをプラスすると、今までとまた違った旅になると思います。ワイナリー訪問は美味しいワインを飲むだけでなく、風景、食事なども楽しめます。
もちろんワインを買って帰ることもできます。家で買ったワインをもう一度飲むと、ワイナリーの風景がを浮かんできたりして、いい思い出になること間違いなしです。
ぜひ一度、ワイナリーに行ってみてはいかがですか?