「想いを込めた一滴。」100年を超える歴史を刻む酒造家の挑戦と革新。-富山県 富美菊酒造-

酒造・メーカー紹介

「想いを込めた一滴。」100年を超える歴史を刻む酒造家の挑戦と革新。-富山県 富美菊酒造-

富美菊酒造について

蔵の沿革

1916年創業 富山の地にて菊のように香しく美しい富山の代表酒であれと、願いを込めて命名された「富美菊(ふみぎく)」、「富美菊酒造」の古くからの屋号「羽根屋」が代表銘柄です。

 

酒造りの光景

近年における主な受賞歴

  • 金沢国税局酒類鑑評会 優等賞受賞(平成8・12・14・15・16・17・18・19・23・24・25・26・27・28・29年、令和1・2・3年)
  • 金沢国税局酒類鑑評会 富山県主席第一位表彰(平成15・26年度)
  • 全国新酒鑑評会 金賞受賞(平成3・14・16・18・25・26年)
  • IWC International Wine Challenge SAKE部門 GOLD MEDAL受賞(2016・2017・2020・2021年)
  • TROPHY受賞(2020・2021年)
  • GOLD MEDALのうち更に優秀な成績を修めた酒に与えられるトロフィー受賞、2021年は吟醸部門トップにてロンドンで表彰
  • フランス Kura Master 4年連続プラチナ賞受賞(2018~2021年)うち、2018・2020・2021年は、TOP16~TOP5入りにてフランスにて表彰
  • 2021年 酒米五百万石部門 プラチナ賞受賞、うち部門トップにて審査員賞をダブル受賞

 

富美菊酒造の近年の主な受賞歴

すべての酒を大吟醸と同じだけの愛情と手間をかける。

日本酒の需要が低迷する中、活路を見出し、希望をかけたのは、日本酒のF1と呼ばれる全国新酒鑑評会によって培われてきた日本酒の高い醸造技術と、それを支える”クラフトマンスピリッツ”。

すべての酒を出品酒と同じだけの手間をかけて、本当に旨い日本酒のために、持ち得るすべての技術を想いを注ぎ込み、日本酒の復権のためには、本当に納得できるものだけをお客様にお届けします。

それまで大量生産方式だった自蔵の醸造方式を180度転換し、四代目蔵元「羽根 敬喜氏」が自ら杜氏となって陣頭指揮をとり、立ち上げたブランドが「羽根屋」です。

日本酒の新しいニーズを開拓するべく、より沢山の方々に日本酒の魅力を広めることをコンセプトにしたこのブランドは、2002年に立ち上げられました。

 

すべての酒を大吟醸と同じだけの愛情と手間をかける。

四季醸造蔵への変革 ~日本酒の命の躍動感を感じられる酒を

日本酒の美味しさの表現は様々存在しますが、微生物の発酵によって醸造される日本酒の命の躍動感を感じられるのは、無濾過生原酒などの生酒にこだわり、羽根屋の年間定番酒のほとんどは生酒となっています。

そのため、年間を通じて醸造を行い、常にフレッシュな搾りたての日本酒を出荷しています。生酒にしか表現し得ない日本酒を造り上げる微生物たちの命の鼓動、躍動感が感じられる日本酒。

単に美味しいだけでなく、鮮烈に印象に残り心を揺さぶるような、そんな日本酒を目指して醸造されています。

 

四季醸造蔵への変革~日本酒の命の躍動感を感じられる酒を

日本酒の魅力を新しいターゲット層へ。

日本酒の魅力を新しいターゲット層、普段日本酒になじみのない方々に日本酒の新しい魅力を知っていただくための取り組み。

「羽根屋スパークリング(IWC2017GOLD)」といった商品は、日頃ワインやシャンパーニュを愛飲されている方へ向けた企画商品です。

わかりやすさ、インスタ映え等、今の若い人達が求めている方向性を追求しました。日本酒の間口を広めるための「富美菊酒造」の挑戦です。

 

日本酒の魅力を新しいターゲット層へ。

日本酒を通して、日本の素晴らしい伝統と日本の美しい心を次世代に。

日本酒の醸造は、長い歴史の中で日本人の感性と知恵によって培われてきた伝統文化そのもの。日本酒の醸造は極めて清潔な環境と、自然と共生共存する感性、和の心をもって醸造するチームワーク。日本人の美しい心、感性が凝縮された、日本人の魂を受け継いだ伝統文化と言っても過言ではないと思っています。

日本酒は発酵を促す微生物たちの共同作業によって生まれてきます。造り手の想いが味やクオリティに影響するのは、日本酒が生きているからかもしれません。

「和醸良酒」という言葉がございますが、ひたむきに日本酒と向き合い、力を合わせて心を一つに、ただひたすらに良いお酒が出来るように努力する造り手の「想いを込めた一滴」だけが、飲む人の心を真に揺さぶるのだと信じ、これからも真心で醸してまいります。

 

日本酒を通して、日本の素晴らしい伝統と日本の美しい心を次世代に。

 

文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG

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