「人と人をつなぐもの」を心に刻み、伝統的な製法と技術による”究極の日常酒造り”に挑戦。-鹿児島県 若潮酒造-
酒造・メーカー紹介
若潮酒造について
「若潮酒造」は1968年に蔵元5社の協業により設立しました。
志あふれる街「志布志」の焼酎メーカーとして変化する時代とともに、焼酎の可能性を追求し続ける企業を目指しています。
「人と人をつなぐもの」この言葉を「若潮酒造」は心に刻み焼酎を醸しています。
人は誕生から節目節目のお祝い事や行事には常にお酒がありました。うれしいことはよりうれしく、悲しいことは少しでも癒すような存在でありました。
「若潮酒造」の醸す焼酎も皆様に寄り添い、繋げられる存在であり続けたいと願いこの先も日々精進を重ねて参ります。
厳選された良質な素材
鹿児島県の南東部に突き出た大隅半島は、日本一のサツマイモの産地として知られています。焼酎に多く使われるコガネセンガン(黄金千貫)は色白で丸く、ふっくらしており、甘くて食用にもなります。
志布志は良質な「コガネセンガン」の産地として有名です。「若潮酒造」は収穫後三日以内の新鮮なサツマイモで焼酎を造ります。そのため、芋焼酎の製造は、サツマイモの収穫時期である八月中旬から十二月までの間に行われます。
焼酎造りへのこだわり
『志燦蔵』では「究極の日常酒」をテーマに、お客様に常に安定した上質の焼酎をお届けする事を目指して焼酎造りに取り組んでいます。
大型設備と先進的な制御システムだけで上質な焼酎を造ることはできません。気候やもろみの状態に合わせてこれらの設備を使いこなし、日々メンテナンスを行うことによって、究極の日常酒造りに挑戦しています。
『千刻蔵』では「伝統の継承」をテーマに、木樽蒸留器をはじめとした伝統的な製法と技術による焼酎造りを行っています。
300年以上続く鹿児島の焼酎文化を継承するために、そして、もう一度原点に立ち返って自分たちの焼酎造りを見つめなおすために、千刻蔵での焼酎造りに取り組んでいます。
2017年から試行錯誤を繰り返し、2年かけて完成させ、19年12月に発売。「424GIN」という商品名は町名「志布志(しぶし)」から名付けました。特徴はなんといっても木樽蒸留器ならではのまろやかな甘みです。
「若潮酒造」が目指す「蔵特有の味と香り」と「安定した質の焼酎造り」を実現し、少しでも多くのお客様に安心して、そしてご満足して飲んでいただけるよう、これからも進化し続ける焼酎造りに挑戦しています。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG