果汁探しへ通常の5倍を費やし、難度の高い”ストレート果汁”でチューハイを実現。オリオンビールが手掛け、リピーターを多く集めるブランド「natura」の開発秘話

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果汁探しへ通常の5倍を費やし、難度の高い”ストレート果汁”でチューハイを実現。オリオンビールが手掛け、リピーターを多く集めるブランド「natura」の開発秘話

飲んだ瞬間、口いっぱいに広がる、果実本来の香りや風味。「もぎたてのようなみずみずしさが忘れられない!」。そんな声が多く寄せられ、リピート購入者が急増しているのがオリオンビールのチューハイブランド「natura<ナチュラ>」です。

​​「natura」は、厳選されたストレート果汁を使用し、果汁の質を徹底的に追求したブランド。これにより、果実そのままの美味しさをお届けしています。

2023年6月には、ブランドがリニューアルされ、「natura そのままシークヮーサー」、「natura 無糖シークヮーサー」に加えて、「natura そのままゆず」、「natura そのままパイン」が新たに加わりました。

 

販売直後から大きな反響を呼んでいる「natura」。その人気の秘密と果汁へのこだわりについて「natura」の製造に携わった、オリオンビールR&D部RTD商品開発課の浜比嘉望美(はまひが・のぞみ)さんと、マーケティング本部オリオン・ブランドマネジメント課の新垣壱馬(あらかき・かずま)さんに話を聞きました。

 

納得の果実味は“ストレート果汁”製法にあり。普段の5倍ほど時間をかけても果汁探しに奔走した理由

―発売から1年、好評の理由をどのように考えていますか?

 

新垣さん

おかげさまで、「natura」はリピート購入が多く、RTD商品(缶チューハイなどのフタを開けてすぐ飲めるアルコール飲料)のなかでもかなりの人気ブランドに成長しました。

購入の決め手は、われわれがこだわり抜いた「ストレート果汁による果汁感」にあると感じています。ストレート果汁を使った製法はどうしてもコストがかかるのですが、一度体験していただければ味わいの違いに納得していただけるはず。

他の缶チューハイよりも少し高くても、また買いたくなる、と思っていただけるのはうれしいですね。

 

左から、新垣壱馬(あらかき・かずま)さん / 浜比嘉望美(はまひが・のぞみ)さん

左から、新垣壱馬(あらかき・かずま)さん / 浜比嘉望美(はまひが・のぞみ)さん

 

―たしかに、「ストレート果汁でチューハイはもっとおいしくなれる。」というのが新しいブランドメッセージです。この“ストレート果汁”というのは、どのような製法なのでしょうか?

 

浜比嘉さん

私たちが普段スーパーマーケットやコンビニエンスストアで見かける100%果汁のジュース類の多くは、濃縮還元という製造方法で作られています。

これは果物から搾った果汁を加熱し水分を蒸発させてシロップ状に加工した後、再び水分を加えて元の濃度に戻す製法です。濃縮還元果汁は加熱しシロップ状にすることで容積が減るので、輸送コストが抑えられるほか、品質管理の観点でメリットがあるのですが、風味と香りが落ちてしまうというデメリットがあります。

 

一方、「natura」で採用しているストレート果汁は、果物などから搾った果汁を濃縮を行わずに容器に詰めたもの。濃縮還元よりも加熱時間が短く、熱に弱い栄養素が損なわれにくいほか、果実本来の風味や、素材の味、フレッシュ感が楽しめます。

ただ、果汁そのままの容積となるため、保管スペースが必要ですし、輸送コストもかかる。濃縮還元に比べて割高です。なので、ストレート果汁を使った製品は高級なものが多く、店頭で見かける機会も少ないかもしれません。

ただ、飲んでいただければわかるのですが、圧倒的に美味しいんですよ。それで「ストレート果汁を絶対に使う!」となったのですが、濃縮果汁と比べてストレート果汁は流通している量自体が少ない。

チューハイ作りは、チューハイに合うおいしい果汁を探すところが最初で最大の山場ですが、果汁探しだけでも通常の約5倍くらい時間がかかりました。

様々な要素によって品質が左右されやすい“ストレート果汁”を安定した質で提供するために。社内外の協力を得ながら実現した味わい

naturaに使われるシークヮ―サ―果汁を製造する有限会社勝山シークヮ―サ―の担当者と、果実生産者の農場を視察する浜比嘉さん

naturaに使われるシークヮ―サ―果汁を製造する有限会社勝山シークヮ―サ―の担当者と、果実生産者の農場を視察する浜比嘉さん

 

―困難を極めた果汁の選定ですが、どのような苦労があったのでしょうか。

 

浜比嘉さん

ストレート果汁は、果実の香りや味が素直に表れ、産地や搾汁方法で風味にかなり違いが出るため、できるだけ色々な果汁を取り寄せて味や香りを確認し、選定していく必要があります。

しかしながら、濃縮果汁に比べてストレート果汁は流通量自体が少なく、扱っている会社を探すのも一苦労です。そのため、サンプルを集めるのにすごく時間がかかりました。

また最終決定前には基本的に搾汁場や農家さんを訪問してお話を伺い、果実や搾汁方法への理解を深める必要もありました。

 

工場では、直径3〜4cmほどの小さな果実を一つ一つ目視で選別。

工場では、直径3〜4cmほどの小さな果実を一つ一つ目視で選別。

 

―品種による違いだけでなく、搾り方でも果汁の味わいが変わってくるんですね。

 

浜比嘉さん

はい。栽培されている地域、搾り方は影響しますね。あとはストレート果汁は果実の特長が表れやすい分、収穫したタイミングによっても味わいが変わってきます。

たとえば、シークヮーサー果汁の場合、早摘みは香りと酸味が際立つのですが、完熟寄りになるにつれ酸味が減りマイルドな甘みが出てきます。

安定したおいしさをお客様にお届けできるよう、果汁の収穫時期を指定したり、ロットの違う果汁をブレンドしたり、チューハイ製造工場だけでなく果汁提供元のJAおきなわ様や勝山シークワーサー様にも細やかなご協力をいただいて、naturaの美味しさを実現しています。

 

Orion natura

 

―ストレート果汁を使うにあたり、製造ラインも改良する必要があったと伺いました。

 

浜比嘉さん

一般的にチューハイは缶に詰めた後、お湯をかけて殺菌しますが、その際に温度が上がりすぎると熱によってせっかくのストレート果汁の風味が損なわれてしまいます。そのため、製造ラインテストを含め約二か月かけて、安全・安心かつおいしい製造条件を模索しました。

素材の香りや味わいをほぼ損なわず、一番良い状態のストレート果汁を使用できている自信があります。

 

新垣さん

実際にSNSや身近な友人からも、味わいを評価いただくことが多いですね。「オリオンが出してるnatura、美味しいよね」と声をかけていただいたり、SNSで話題にあがることも増えました。

「自然な果汁感が沖縄らしい」と言っていただけることもあり、沖縄の地元企業としてもうれしいです。

 

浜比嘉さん

「沖縄」って一大リゾート地であると同時に、豊かな自然や素朴な気風も残っています。naturaは、その南国情緒あふれるリゾートの雰囲気を味わっていただける商品づくりを目指していて。

これからのnaturaも、できるだけ素材の味わいのまま、ストレート果汁の質にもこだわりながら、新しいフレーバー開発を行っていきたいですね。

 

―最後に、naturaの美味しさを感じる、おすすめの飲み方があれば教えてください。

 

新垣さん

ストレート果汁はほかのチューハイと比較して繊維質などの果汁由来の成分が多いのが特長です。缶底に果汁の成分が沈んでいることがあるので、冷蔵庫から出したら一度ゆっくり一回転させてからグラスに注ぐと、果汁が拡散してより美味しく味わっていただけると思います。

ちなみに、氷はストレート果汁を薄めてしまうので、少な目がおすすめです。ぜひ冷蔵庫で冷やして楽しんでください。

 

Orion natura

商品・サービス情報

 

ストレート果汁を使用したチューハイブランドnatura

 

【種類】

  • オリオン natura そのままシークヮーサー
  • オリオン natura そのままゆず
  • オリオン natura そのままパイン
  • オリオン natura 無糖シークヮーサー

 

【URL】https://www.orionbeer.co.jp/brand/natura/

 

※この記事は[PR TIMES]のプレスリリース情報提供をもとに制作・配信しています。

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