滋賀県岡村本家「春の酒蔵祭り」へ参加!創業170年を迎える酒蔵の魅力をレポート!
イベントレポート
毎年2月〜4月頃にかけ、全国各地の酒蔵では新しくできたお酒の完成を祝う「蔵開き」が行われます。
新酒の出来栄えを心待ちにしているファンはもちろん、地元の方々で盛り上がる地域活性化にも貢献しているイベントです。
本記事では2024年4月27日(土)と28日(日)に実施された、滋賀県豊郷町に蔵を構える岡村本家の蔵開きの様子をレポート。創業170年を迎える老舗蔵の蔵開きは大盛りあがりでした!
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2024年で創業170年を迎える岡村本家
日本一の大きさを誇る湖「琵琶湖」に加えて、豊かな土壌から生まれる数々のブランド米を持つ滋賀県。
日本酒の製造には豊かな水とお米が不可欠ですが、その両方を兼ね備える滋賀県には現在個性豊かな31もの酒蔵が存在しています。
「長寿金亀」銘柄で有名な岡村本家は湖東エリアに位置する老舗酒蔵。
鈴鹿山系の豊富な湧き水と、伊吹山から吹き抜ける寒風という酒造りに最高の条件が揃っています。
岡村本家は彦根藩主であった井伊家より、酒造りを命じられ酒造業を開始。
酒造りに適した土地を探し、彦根城から約10km離れた現在の場所に蔵を開くことになりました。
代表銘柄である「長寿金亀(きんかめ)」という名称は、現在も彦根城が存在するエリアである「金亀(こんき)町」に由来するといいます。
長寿金亀に使用される原料米は蔵周辺で栽培されているものが中心。
精米歩合20%という贅沢な大吟醸酒から、全く精米しない玄米そのもので醸されたものなど、お米の精米歩合による味わいの違いが楽しめます。
お米から生まれる味わい、香りの変化を比較できるラインナップは嬉しいですね。
特設ステージや屋台など大盛りあがりのイベント会場
「金亀酒蔵祭り」が開催されたゴールデンウィーク前半は天候にも恵まれ、非常に多くの参加者で盛り上がりました。
蔵の前には特設の看板が立てられ、来場者を温かく向かます。
蔵の中に入ると早速正面に試飲会場が!
いろいろな銘柄を無料で味わえるとあって、常に多くの来場者で賑わっていました。
蔵の横には屋外メインの会場も!
キッチンカーや屋台、飲食スペースに加えてイベントステージでは様々な催し物が開催。
幅広い年代の方々が参加しており、蔵開きと同時に地域に密着したイベントでもあることがうかがえます。
メインステージでは音楽演奏や社長と杜氏さんのトークイベント、餅つきなど様々なイベントが開催。
単なる蔵開きという規模を超えた盛り上がりに驚きました。
メイン会場では有料試飲も提供されます。
それぞれ100円から試飲可能であり、非常にお得に日本酒が楽しめます。
おちょこ付きの樽酒試飲でも300円!
酒蔵が実施しているイベントだからこその価格ですね。
飲食ブースも大盛況。
地元の飲食店が多く出店しており、ちょっとしたおつまみからしっかりした食事まで幅広く揃います。
岡村本家までのアクセスは最寄り駅である近江鉄道豊郷駅から徒歩20分程度、JR稲枝駅からもタクシーで10分程度と少し距離があります。
そのため蔵と各駅を繋ぐ送迎車が定期的に走っていました。
これで安心して日本酒を楽しめます!
岡村本家の蔵見学ツアーに参加
イベントの中では、実際に日本酒製造している蔵の中を案内してもらえるツアーも実施。
貴重な機会ということで、多くの来場者が参加しました。
岡村本家の杜氏である園田さんは、石川県能登半島を発祥とする「能登流」の酒造りを現在も受け継ぐ人物。
岡村本家の特徴、お酒造りの工程を身振り手振りを加えながら非常に丁寧に説明してくれます。
岡村本家で製造される日本酒はすべて「木槽」で搾られます。
「槽の中に醪(もろみ)を入れた袋を入れて圧搾するのですが、中は結構深いんです。前かがみになって袋を入れていくわけですので大変な作業。今後は新しい機械の導入なども検討していますが、岡村本家ではこの搾り方にこだわってやっています」と話す園田杜氏。
木槽搾りは非常に労力がかかりますが、雑味の少ない良質な味わいになるといわれています。そのため出品酒用や大吟醸といった特別なお酒のみ、槽搾りを採用する酒蔵も少なくありません。こうした大変な搾り方を岡村本家では全銘柄に採用しているのです。
上から覗いてみると本当に深い!
底に袋を敷き詰めていくことを考えると、非常に大変な作業だということが分かります。
実際に造られている蔵の中を見学するだけで日本酒が一層美味しく感じられます。
約50分間と非常に丁寧な見学ツアーであり、これだけでも蔵開きに参加した甲斐があったと思いました。
個性豊かな「長寿金亀」銘柄たちの一部を紹介
蔵の中の物販スペースも充実しています。
個性豊かな銘柄が豊富に揃っていますのでどれを買おうか迷ってしまうはず。こちらではオンラインで購入できるおすすめの一部商品を紹介します!
長寿金亀 白80 純米 生原酒
一般的に「ご飯」として食べられるお米の精米歩合は90%(=10%表面を削る)程度。そして大吟醸になると50%と半分以下までお米の表面を削ります。この商品は精米歩合80%とお酒造りにしては低精米。その分お米本来の旨味が楽しめる貴重な純米酒になっています。
長寿金亀 緑60 純米吟醸 生原酒
精米歩合60%と純米吟醸クラスまで削り醸された1本。お米の表面を削るほど日本酒の雑味となる成分が減少するため、スッキリとキレイな味わいになります。上品な香りと味わいがちょうどよいバランスで調和した純米吟醸酒になっています。
長寿金亀 藍40 純米大吟醸 生原酒
平成29年に琵琶湖ホテルで開催された「みんなで選ぶ地酒の祭典」にて、琵琶湖賞を受賞した純米大吟醸。精米歩合はなんと40%とお米の半分以上を削った贅沢な一本です。上品な香りと味わいはまさに特別な日にぴったりでしょう。
イベント参加で日本酒を身近に感じよう!
岡村本家では例年、春だけではなく秋にも「酒蔵祭り」を開催しています。
日本酒好きな人はもちろん、お酒が飲めない方でも楽しめるイベントになっていますので、幅広い年代の方が楽しめるでしょう。
酒蔵に足を運べばこれまで以上に日本酒を身近に感じれるはず!
ぜひ個性豊かな長寿金亀を酒蔵で楽しんでみてください!
岡村本家 基本情報
公式HP:株式会社岡村本家
公式通販ショップ:岡村本家公式通販サイト