この夏も開催!旬のお酒を味わえるイベント「第22回 和酒フェス in 中目黒」 ~後編~
イベントレポート
前編では「第22回 和酒フェス in中目黒」について、イベントの概要や魅力、参加した酒蔵の一部を紹介しました。後編ではいよいよ、当日に筆者が試飲した銘柄をご紹介。
また記事の後半からは、会場のフードメニューやその他の催し(和酒フェス大賞やステージの演奏)、酒器販売コーナーについても触れていきます。第23回の開催についても、紹介するので最後までご覧ください。
コンテンツ
まずはイベントのおさらい!
中目黒駅にてシーズンごとに開催される、日本酒の人気イベント「和酒フェスin中目黒」。
前編でも紹介したように、今回のテーマは「夏の暑さを吹き飛ばす!爽やかなお酒を探そう!夏酒、スパークリング、プレミアム酒を楽しもう!」。
参加費だけで、杯数無制限に試飲でき、気に入ったものはその場で購入できるイベントです。
当日、出会った銘柄たちは?
さっそく、当日試飲した銘柄たちを紹介していきます。なお後編で紹介する銘柄を醸す酒蔵は、前編で解説しています。本章で紹介するのは、以下5つの銘柄。
- 天覧山 オンザロック
- 開華 Lucky Swallow
- 泰斗 ブルー
- 神鷹 水酛仕込み Type-II
- 國暉 -BLACK-
各日本酒の個性を覗いていきましょう。
天覧山 オンザロック|五十嵐酒造(埼玉県)
五十嵐酒造から誕生した「天覧山 オンザロック」。イベント当日のような猛暑日にぴったりなお酒です。
見た目通り、爽やかな風味が際立つ純米酒。キンキンに冷やしたうえで、さらに氷を入れて「ロックスタイル」で飲むのがおすすめです。
アルコール度数は14%とやや低めであるため、グイグイと飲みたくなってしまう1杯でした。
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開華 Lucky Swallow|第一酒造(栃木県)
栃木県にある第一酒造で醸された「開華 Lucky Swallow」。米がもつ旨みと夏酒らしさを演出してくれる酸味、両者を絶妙なバランスで感じられます。
ラベルのツバメは幸運の象徴。飲めば思わず笑顔になる風味は、幸せを運んでくれたかのようです。ラベルに小さく書かれている「今年も君に会いにきたよ」というメッセージが、なんともエモーショナル!
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泰斗 ブルー|千代の園酒造(熊本県)
熊本県にある千代の園酒造から生まれた「泰斗 ブルー」。一回火入れのこちらのお酒は、しぼりたてのフレッシュさを保ちつつも、やや丸みのある旨みが特長です。
ふわっと漂う香りと、キレの良さが夏にぴったり。遠い地の日本酒を試飲できることも同イベントの魅力ですよね。
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神鷹 水酛仕込み Type-II|江井ヶ嶋酒造(兵庫県)
兵庫県の江井ヶ嶋酒造から誕生した「神鷹 水酛仕込みType-II」。あまり聞き馴染みのない「水酛仕込み」です。
水酛仕込みとは、天然の乳酸を生成して醸造するという室町時代から伝わる方法のこと。
姉妹品である「神鷹 水酛仕込み(写真:右側)」と比べて、ライトな仕上がりになっています。
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國暉 -BLACK-|國暉酒造(島根県)
最後に試飲したのが、島根県の國暉酒造で造られた「國暉-BLACK-」。同酒蔵が醸す「西陣織 帯シリーズ」の1つです。
ほのかにフルーティーな香りが漂う吟醸酒。飲むと透明感のあるすっきりとした味わいが広がります。
雅な着物をイメージした「帯ラベル」は、雰囲気があって良いですよね。
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試飲だけじゃない。その他の催しも魅力的!
和酒フェスは、ただ日本酒を試飲するだけのイベントではありません。
フードと日本酒のペアリングはもちろんのこと、参加者の投票で決まる和酒フェス大賞や楽器の演奏。また、日本酒に関連したアイテムを、お土産として購入するなどの楽しみもあります。
香りだけで杯が進む、会場の食べ物たち
「和酒フェス」はフードメニューも充実しています。写真は目の前で焼いてくれるホタテ。焼き上がるのを待つ間に、豊かな香りで1杯飲めてしまいそうです。
他にも「蒸し牡蠣」や「いぶりがっこ」があります。キッチンカーもあり、釜揚げしらすやお茶漬け、マグロ料理が味わえます。
その場で食べるものもあれば、包装されたおつまみも購入でき、自宅に帰ってから第2ラウンドというのもおすすめです。
みんなの投票で決まる、和酒フェス大賞
和酒フェスでは毎回、参加者が選ぶ「和酒フェス大賞」も開催しています。パンフレットに記載されたQRコードから、アンケートに回答することで、誰でも投票できます。
今回、大賞に選ばれるお酒は、まだ未発表。公式HPにて発表されるので、8月末に以下のサイトをチェックしてみてください。
筆者も投票した銘柄がランクインしているか、ワクワクしながら結果発表を待っています。
心地よい音色が響き渡る、メインステージの催し
会場を盛り上げるのは、MCやゲストの方々です。29日のMCはフリーアナウンサーのあおい有紀さん。ゲストはMiss SAKE 2023で準グランプリに輝いた齋藤ひかりさんでした。
メインステージでは、楽器の生演奏を楽しめます。29日は箏奏者の吉永真奈さんと、ヴァイオリニストのSongさんが共演。箏とヴァイオリンの音色が響く会場は、雰囲気抜群でした。
30℃を超える猛暑日であったにも関わらず、涼しさを感じさせてくれました。
リピ間違いなしの日本酒イベント「和酒フェス」
前編・後編に分けて、和酒フェスについて紹介しました。参加費3,000円で、43蔵243種類の和酒が試飲可能。1つの蔵で複数の銘柄を出品しているため、じっくり飲み比べて購入したいお酒を選べるイベントです。
ちなみに写真は、酒器販売ブースのもの。筆者は写真内にある酒器を購入しました。ぐい呑みの内側にハートが描かれたお猪口は、使うたびにテンションが上がりそうです。
最後に…次回の「和酒フェス(第23回)」は、2023年10月28日(土)と29日(日)の2日間。
本記事で興味をもっていただけた方は、ぜひ参加してみてください。