親子2代で造る「加古川伝統の純米酒」地産地消を目指して地域に根ざした酒造り。-兵庫県 岡田本家-
酒造・メーカー紹介
岡田本家の歴史
「岡田本家」は1874年(明治7年)に加古川市で酒造りを始めました。
昭和40年代には加古川市内にも10軒以上の造り酒屋がありましたが、現在では「岡田本家」だけが日本酒の醸造を続けています。
加古川の地酒「盛典」
2009年までは大手酒造メーカーの桶先として年間7000石を製造。ほぼ100%を未納税で出荷。2010年から自社ブランドの「盛典」での販売にシフト。初年度は60石程からスタート。現在、杜氏と私の2人で洗米から瓶詰め配達までを行っています。
兵庫県最大の川「加古川」の伏流水と兵庫県産の米を100%使用し、加古川の地酒「盛典」を造っています。
平成24年からは米の一部を自社栽培しております。より地産地消を目指して地域に根ざした酒造りを行っていきます。
地域の方との交流やコラボ
約60年程自社ブランドでの販売を停止ていたので、地元の方からも忘れられていたので出来るだけ地元に根差した酒造りを目指し、自社での酒米栽培や、兵庫県立農業高等学校と一緒に山田錦の栽培や、花酵母での酒造り等を行っています。
昨年からは地元の果樹園で採れた梅とすもものリキュールの製造もスタート。
6代目杜氏「岡田 洋一」氏
仕込みの中心となり蔵人を先導する杜氏。酒造りの他にも田んぼ管理・米作りなどの農業にも力を入れている。
地域の人々との交流も盛んに行い、県立農業高校の生徒とのコラボで純米酒を作ったりしている。
文:岡田本家
協力:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG