花からの贈り物「花酵母」で造る、華やかな薫りと米本来の絶妙な旨味が感じられる美酒。-佐賀県 天吹酒造-
酒造・メーカー紹介
天吹酒造について
蔵元の北東に位置する天吹山。雄大な容姿に思いを馳せ蔵の名に頂戴しました。
300年の長い歴史を持つ天吹は実りの多い佐賀平野で収穫された酒米と脊振山系のまろやかな伏流水、新しい酵母である花酵母、そして歴史の中で蓄積された技を引き継いだ蔵人たちが、真摯に美酒造りを追求しています。
香り豊かなお酒でくつろぎの時間を豊かに過ごしてもらいたい。香りとともにお届けするのが天吹の使命であり喜びです。
花酵母と天吹
花酵母と天吹お酒造りに欠かせない酵母。酵母はアルコールの発酵を促す重要な役割を担った微生物の総称ですが、通常は清酒もろみから分離された菌株から培養した清酒酵母を利用します。
しかし、天吹では花の中から分離された花酵母を使います。
花酵母は、フルーティでキレのあるアベリアや、上品な香りとしっかりとした味わいでお燗にぴったりのマリーゴールドなどそれぞれ味わいや香りにはっきりとした違いがあり、個性が豊かです。柔らかく華やかな香りのものから力強く味わい深いものまで多種多様な顔を持つ花酵母は、天吹を鮮やかに彩り飲む人の心を和ませてくれます。
天吹の想い
天吹の想い元禄年間の創業以来、300年の歴史を持つ天吹酒造は、酒造好適米、雄町、山田錦や佐賀県産米を中心に背振山系のまろやかな伏流水を原料としています。そして花からの贈り物、花酵母~。
これらの自然の恵みを活かし、独自の製法で造る天吹は花酵母の華やかな薫りとお米本来の絶妙な旨味を麹のチカラで引き出し、お客様へ美味しさをお届けいたします。
永い歴史の中で蓄積された技を引き継いだ蔵人達が、自然界の力に魅せられて、真摯に美酒造りを追求しています。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG