米・水・人・風土 こだわり続ける「本格的低温環境手造り蔵」-新潟県 越後酒造場-
酒造・メーカー紹介
越後酒造場について
「越後酒造場」は1932年(昭和7年)に「八田酒造場」として創業、1961年(昭和61年)に株式会社組織に改め、「株式会社 越後酒造場」としました。
その後、1989年(平成元年)には新社屋竣工、現在のメインブランドである「越乃八豊」を発売しました。
創業以来の地元密着ブランド「甘雨」
葛塚の庄屋であった遠藤家の七郎左衛門宗寿、七郎左衛門国忠、七郎昭忠の3人が祭神として祀られています。
最初、1863年(文久3年8月)に宗寿を町家の人々は開市(かいいち)の神として稲荷神社境内に、農家の人々は用水路の神として石動(いするぎ)神社境内に祀りました。
そして、翌年には七郎左衛門国忠を合祀しています。その後、1871年(明治4年)常磐町を開設するに当たり、その記念として両氏を合祀して開市(かいいち)神社を建立しました。
明治維新の際、北辰隊の隊長として活躍した昭忠が、1928年(昭和3年)に勤皇の功労により従五位を追贈されました。町の人々は、それを記念して昭忠をも開市神社に合祀しました。
1969年(昭和44年)に、この神社は常磐町から稲荷神社境内に移転され、現在に至っています。遠藤昭忠の雅号が「甘雨」です。
野積の名杜氏が磨き上げた越後の銘酒
「越後酒造場」は、新潟でとれた新鮮な酒造好適米と五頭山の豊かな伏流水の恵みを受け、「心に響くお酒」を目指して、日夜日本酒を醸し続けてきました。
今後もお客様と共に末広がりに豊かになれることを祈念し、「越乃八豊」に代表される「新潟淡麗」と呼ばれるおいしい日本酒を今後も作り続けていきます。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG