「高品質で人生に彩りを添えるお酒」若い酒蔵が切り開く、新たな日本酒の世界。-和歌山県 平和酒造-
酒造・メーカー紹介
平和酒造について
ものつくりの、本来あるべき姿へ。
人がお酒と出会うとき、関わったすべての人々に思い馳せて頂きたいと思い酒造りに取り組んでおります。
例えば酒米は、冬季には実際に酒造りにかかわる杜氏や蔵人が、地域の方々のご協力ご理解を得ながら、毎年初夏に苗付け田植えをし、稲刈りまでの管理を行っております。
後継者不足に悩む地域の声と、稲作農家出身の若い蔵人の気持ちが出会い、実現する事ができました。
大量生産・大量消費の酒造りではなく、高品質で人生に彩りを添えるお酒を届けたい。そうした想いから4代目蔵元「山本典正氏」は日本酒「紀土(きっど)」、リキュール「鶴梅(つるうめ)」を立ち上げました。
メインブランド「紀土」について
「和歌山の水の味わいを表現したい」「紀州の風土を伝えたい」という思いから紀州の風土で「紀土 KID」と名付けられました。口あたりの良さや飲みやすさを大事に仕上げることで若い世代、20代、30代の人達へ日本酒の世界を切り開く1本になることを目指しています。
また「KID」は英語で「子ども」の意味もありますが、若い飲み手を育てていく、そして自分たちの手で「KID」を成長させていくという決意も込めれれております。
お酒のある新たなライフスタイルの提案を。
旧来の職人然とした酒蔵ではなく、若手の強みが活かされ活躍できる酒蔵に。
平和酒造は平均年齢31歳と若い酒蔵で、社員のやる気を重視し、若手がプロジェクトリーダーなど重要な役割を担うこともあります。そうした風土から、当時入社2年目の社員によりクラフトビール「平和クラフト」が誕生しました。
また、日本酒人口を増やすため様々な挑戦をしています。著名人とのコラボレーション、音楽イベントでの日本酒の提供など、従来の日本酒のイメージを変え、若い人たちにも楽しんでもらえるような仕掛けを精力的に展開しています。
お酒への情熱を胸に、平和酒造は挑戦し続けていきます。
平和どぶろく兜町醸造所
2022年5月頃に、東京都兜町にをオープン予定。
醸造所ではどぶろくを製造し、平和酒造のお酒やおつまみが楽しめるバーを併設。杜氏や醸造家たち造り手と触れ合いながら、五感でお酒を楽しめる場所です。お酒のある生活の喜び、楽しさを伝えることで、日本酒人口増加を目指します。
杜氏 柴田英道氏の挑戦
更に醸造技術を磨き、世界中の人たちに楽しんで飲んで頂ける日本酒を造り、様々なコンペティションで良い成績を収めたいと尽力し続けます。
●フラッグシップ日本酒である「無量山」。海外で最も権威のあるコンペティション「International Wine Challenge 2020」では「紀土 無量山 純米吟醸」が最優秀賞を受賞。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG