「酒は夢と心で造るもの」不易流行、皆様に愛されるお酒を目指して。-愛媛県 成龍酒造-
酒造・メーカー紹介
成龍酒造の歴史
創業1877年(明治10年)創業です。「成龍酒造」のお酒造りを語る上で最も重要なのが「水」です。
西日本最高峰の石鎚山に端を発する、上質な弱軟水のお水は「伊予賀儀屋」を醸す上でなくてはならない大切な要素。
なめらかで優しい水は、造り手も飲み手も落ち着かせる命の水。
酒造りのこころ
「目に見えないものを大事にしていこう」という心を持って、「成龍酒造」は酒を造っています。
微生物の働き、先祖から受け継いできた想い、故郷の恵まれた自然、農家さんの努力と苦労、地域の人たちからの支えなど、目に見えないものこそが良い酒造りに欠かせないものだと考えています。
造り手は4人。自社流杜氏「織田 和明」氏を筆頭に、12月から4月までの5ヶ月間で1年間分のお酒を醸していきます。
伊予賀儀屋
代表ブランド「伊予賀儀屋」は食べながら飲むお酒として、さまざまなお料理との調和をお楽しみ頂くブランドです。
使用するお米は95%が愛媛県産米。1杯で終わらず、2杯・3杯とお料理と一緒に盃が進むお酒が理想のお酒です。
成龍然
近年新たに「成龍然」というブランドも立ち上げ、こちらは「伊予賀儀屋」とは一線おき、故郷にさらに焦点をあてたブランド。
愛媛県西条という地元のお米しか使わず、さらに故郷を身近に感じていただけるテロワールを意識したお酒です。
時には厳しく、時には優しく、いつも私たちも見守り育ててくれる愛すべき故郷をイメージした「成龍然」。
「伊予賀儀屋」や「成龍然」といったブランドを通じて、食文化の発展と故郷の未来を考え、小蔵ながら変わらずにいる事、変わっていく事をテーマに日々お酒造りと向き合っています。
成龍酒造が目指す酒
「成龍酒造」が目指すのは、盃を重ねても飲み飽きない酒であり、料理を邪魔することなく互いの味を引き立て合う「かけがえのないパートナー」である酒。
飲むことで人を笑顔にし、楽しませることのできる酒を造りたいと日々精進をし続けています。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG