「毎年初陣の気持ちで酒造り」を醸造理念として津和野の大地の恵みを受けて造る酒。-島根県 古橋酒造-
酒造・メーカー紹介
津和野の地酒「初陣」
「古橋酒造」の所在地・島根県は日本酒発祥の地といわれ古くから酒造りが行われていました。
島根県の最西部に位置する津和野町は美しい街並みと町の中心を流れる掘割に群雄する大きな鯉で知られる人口7,000人の小さな町で古くから良質の水の産地として有名です。
「水の郷百選」に選ばれており豊富な天然の伏流水を利用した酒造りの伝統が息づいています。津和野町を流れる高津川は国土庁が水質日本一に認定しています。その伏流水の特徴は稀にみる超軟水であり日本酒「初陣」はその水により醸造されています。
津和野は中央に佇む国指定の天然記念物・青野山の火山活動により、大きなカルデラ(窪地)として生まれた盆地です。
「初陣」はこの青野山の地下深くから湧き出る「天泉」と呼ばれる伏流水と津和野産の酒米「山田錦」「佐香錦」を使い、盆地の厳しい冬の気候に育まれ昔ながらの手法や伝統を守り日本酒造りに励んでいます。
そして「毎年初陣の気持ちで酒造り」を醸造理念として津和野の大地の恵みを受けて「初陣のように爽やかな」味わいのお酒造りを追及しています。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG