「最たる魅力は若人のセンス!」 クラシックな素材から、過去に生きない酒を造る。-山形県 奥羽自慢-
酒造・メーカー紹介
創業1724年の「奥羽自慢株式会社」
2013年に事業譲渡をし「奥羽自慢株式会社」となります。
2017年に「吾有事」立ち上げ、醸造責任者に当時26歳だった「阿部 龍弥」氏を起用します。
吾有事
「吾有事」は、曹洞宗の開祖 道元禅師の言葉。自分という存在と時間が一体になること。言い換えれば、やりがいを追求すること。
酒造りにおいて、経過する時間や自分の存在を忘れて没頭する、という気概を込めて名付けられた銘柄。
最たる魅力は、若人のセンス。良いところはグイグイ取り込み、悪いところはズバッとやめる。
醸造責任者はそんな若干二六歳のはえぬき、阿部龍弥。阿部が造る酒は俺が責任者として売りたいと直願し、販売責任者に就いた同じく二六歳の北山幸輝。(二〇一七年当時)
この二人に加え、二五年以上杜氏として辣腕をふるった練れ者、白幡英樹、そして、商品開発と統括は「楯の川酒造」蔵元、佐藤淳平が手がける。
https://wagauji.jp
※奥羽自慢株式会社 HPより
お酒があまり飲めない阿部氏は、特にビールが嫌いで飲めませんでした。
そんな中、飲んだクラフトビールがきっかけでビールという概念が崩れ、そこからはクラフトビールが好きになりました。
そんな経験を日本酒でもたくさんの人にしてほしいと思い、日々の酒造りに邁進しています。
freshでガス感のあるお酒をコンセプトに山形県では珍しい、酸味を軸に酒造りを行っています。
他にも「奥羽自慢」ブランドや 実直に自然と向き合い丁寧にワイン造りに励むため、2021年に「ホッカワイナリー」を立ち上げ醸しています。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG