日本酒の定義!特徴や製法について
日本酒の知識
日本酒の定義
酒税法上、日本酒の原料は「米・米麹・水」であること、そして濾すという工程を行わなければなりません。またアルコール分は「22%未満」であることが定められています。
製造方法から見る日本酒
お酒は製造方法により3つの分類に分けられます。日本酒が分類される「醸造酒」のほかに「蒸留酒」と「混成酒」があります。
- 醸造酒(じょうぞうしゅ)
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- 日本酒
- ワイン
- ビール
穀物や果物などの原料を発酵させることで出来上がるお酒で、アルコール度数は比較的低めのものが多いです。
- 蒸留酒(じょうりゅうしゅ)
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- 焼酎
- ウイスキー
- ブランデー
- スピリッツ
醸造酒をさらに蒸留する事で造られるお酒で、醸造酒に比べるとアルコール度数は高いものが多いです。
- 混成酒(こんせいしゅ)
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- 梅酒
- リキュール
醸造酒や蒸留酒に果物・甘味料・薬草のエッセンスが加えられたもの。アルコール度数はそれぞれ違いがあります。
醸造酒の発酵方法による違いや特徴
醸造酒の発酵形式は、「単発酵・単行複発酵・並行複発酵」があります。
日本酒の製造工程(基本的な流れ)
日本酒造りは昔から(酒屋万流)と言われ蔵元や杜氏によって様々な手法で酒造りが行われてきました。現代でも日本酒造りは研究と工夫により発展していまます。
造り手の追い求めた成果を感じながら日本酒を味わってみてはいかがでしょうか。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG