登録有形文化財にも指定される、近江の歴史と文化・自然の恵みに育まれて手造りの伝統を守る酒蔵。-滋賀県 藤居本家-
酒造・メーカー紹介
藤居本家の歴史
「藤居本家」は天保2年創業、江戸時代より代々酒造りを家業としてまいり、新嘗祭の御神酒(白酒)を宮中へ献上させていただく栄を賜る酒蔵でもあります。
総けやき造りの酒蔵は当家六代目蔵元(藤居静子)の設計によるもので、そのスケールの大きさ、建築法のユニークさで訪れる方に興味深くご覧いただいております。また、当家の主屋と書院は国の登録有形文化財に指定を受けております。(非公開)
優れた文化を持つ地には麗しい酒が育つといいます。近江の歴史と文化・自然の恵みに育まれて手造りの伝統を守る酒蔵。気品と風格を備えた深い味わいを、お楽しみください。
藤居本家の酒
近江湖東に連なる鈴鹿山系を源とする愛知川の伏流水と、玉栄を始めとする近江の酒造好適米を使い、能登杜氏が技術の粋をつくして醸し上げた「旭日」「琵琶の舞」「杜氏の舞」。滋賀県内はもとより、全国の酒通の方々よりご愛顧を賜っております。
原料米はすべて滋賀県産酒造好適米の新米にこだわり、目標の酒質にあわせて酒米や精米歩合、酵母を変えております。
多くのお客様のお口に合うよう、ガツンと味の濃いお酒や、さらりとした飲みやすいお酒、吟醸香の広がるフルーティーなお酒等、様々なお味をご用意しております。全体的にはしっかりと「うま味」を感じられるお酒が多い傾向です。
こだわりの商品
旭日 黒渡 滋賀渡船六号 特別純米原酒
(キョクジツ クロワタリ シガワタリブネロクゴウ)
- 稲丈160cmを超える酒米「滋賀渡船六号」を使用した特別純米原酒。
- 栽培が難しく一度は生産が途絶えたまぼろしの酒米。
- 野生種に近いその酒米が醸し出す個性をお楽しみください。
- ガツンとコクのあるやや辛口のお酒で、味の濃いおつまみと相性抜群。
文:藤居本家
協力:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG