「お酒は対話商品である」をコンセプトに。造る側とお客様との対話を大切にした酒造り。-長野県 和田龍酒造-
酒造・メーカー紹介
和田龍酒造について
明治20年創業 信州上田市北国街道沿いに位置する蔵元。
創業以来の銘柄「和田龍」と、現代表「和田 澄夫氏」が生み出した銘柄「和田龍登水(とすい)」の2銘柄があります。
15年前に誕生した「和田龍登水」は、少量生産で、よりこだわりのあるお酒として醸しており、4種類の酒造好適米を使用し、それぞれの米の特徴を生かして醸す純米吟醸を何も手を加えず「無濾過生原酒」として全国約30店の地酒専門店へ限定販売されています。
人と人との繋がりを大切に
和田氏は、「和田龍酒造」のモットーは「狭くてもいいから太く」。お取引先の酒販店・飲食店の皆様とは、常にお互いの顔が見え、リスペクトしながら切磋琢磨し合える関係でありたいと言います。
“お酒は対話商品である”というコンセプトのもと酒造りを行っており、よりおいしく飲んで頂くため、“造る側とお客様との対話”を大切にいています。
新酒の見本をお送りするたびに頂く親身なご感想やアドバイス、時には厳しいご意見を糧にして、常に酒質のグレードアップに努めています。そして一般のお客様とも、初めて出会った時はもちろんですが、リピートで再び巡り会えた時の喜びは計り知れないものがあります。
「和田龍酒造」をここまで支えてきて下さった多くの皆様への「ご恩返し」の思いが、酒造りの大きなモチベーションに常になっています。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG