本物の味を求め続けて…「非妥協の職人魂」と「幡豆の豊かな自然」から生まれるハーモニー。-愛知県 山﨑合資会社-
酒造・メーカー紹介
山﨑合資会社について
「山﨑合資会社」は創業以来、幡豆の地を舞台に営々と酒造りひと筋に歩んできた造り酒屋です。
「山﨑合資会社」の酒造りは“非妥協の職人魂”――。酒専用に厳選された醸造用玄米、三ヶ根山麓の良質な伏流水を主原料に精米からもろみ、貯蔵、さらにはびん詰めに至る全工程に独自のノウハウを投入。
工程ごとに丹念に品質を管理しながら、本物のうまさをとことん追求しています。
酒造りのこだわり
テロワールを意識し地元の素材を使用して愛知県ならではの特徴ある味わいの酒質を目指しています。令和2酒造年度では100%愛知県産米での酒造りを行いました。
自家精米にこだわりを持ち、毎年の米の出来にあわせて丁寧に精米を行うことにより砕米のない高品質の白米で仕込みを行っています。
吟醸以上の高級酒については全量限定吸水を行っています。「山﨑合資会社」では白米を10kgづつ小分けにして麹米から掛米まで全量を秒単位で計って洗米、吸水を行っています。
伝統の技術が息づく製造工程
最もデリケートで職人技の必要な麹造りはすべて手作業で行っています。
- 蒸米の放冷も人の手により丁寧に放冷作業を行い適正な温度、蒸米の締り具合を確認してから仕込みを行っています。
- もろみ管理は蔵人が毎日分析を行い発酵経過と温度管理を適切に行っています。
- 上槽後のお酒は全ての製品に空調で温度管理されています。
「山﨑合資会社」ではお米の出来に左右されない安定感のあるクオリティの高い製品を送り出したいとの思いから、上記のような酒造りを実践しています。
「山﨑合資会社」の取り組み
「山﨑合資会社」では商品開発の一貫として毎年試験醸造(Trial Brewing)と称して使用米、米の精米歩合、麹菌、酵母、仕込み方法に変更を加えながら新作を造り続けています。
随時設備投資を行い酒質向上並びに新商品開発にチャレンジしています。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG