「自然と人間の営みが醸し出す一滴一滴」佐久の大地に根ざした酒造り。-長野県 橘倉酒造-
酒造・メーカー紹介
橘倉酒造について
元禄以来三百余年「橘倉酒造」は、先人の志と技を継承しつつ酒造り一筋に励んで参りました。
「古い文明は必ず美(うる)わしい酒を持つ」と云われる如く、日本酒は民族の酒として古来連綿と受け継がれて来た文化の滴(しずく)であります。
信州佐久は、寒冷な気候風土が酒造りに最適であり、清冽な水と豊富な米を以て酒を醸して参りました。
もとより酒は、所謂「工業産品」に非ずして、美しい風土と微生物(麹菌の糖化作用と酵母菌のアルコール発酵)がもたらす「自然の賜(たまもの)」です。
明治以降、近代化といわれる機械化・合理化・画一化の中で、ともすれば人の心までもが殺伐とした現在、「橘倉酒造」はこの佐久の大地に根ざした酒造りを目指します。
米作り農家の皆さんと共に原料の吟味・厳選に努め、杜氏はじめ蔵人の人達とは製法・加工の純正・伝統性を重んじて美酒を造っています。
私達が背負う歴史と文化を次世代に伝えながら、自然と人間の営みが醸し出す一滴一滴に、造り人の心意気を込めて参りたいと考えます。
蔵内に酒蔵ホテル「KURABITO STAY」
長野県佐久、創業より三百余年の酒蔵。その酒蔵に滞在しながら蔵内で実際に酒づくりをし、蔵人体験ができるのが「KURABITO STAY(クラビトステイ)」。
酒蔵敷地内にある広敷と呼ばれる、蔵人が一昔前まで寝泊まりした築百年の建物に新たな息吹を注ぎ込み、蔵人体験に訪れた方の滞在空間にしました。
酒蔵周辺を歩けば、まちが、人々があなたを蔵人として出迎えます。
【KURABITO STAY(クラビトステイ)】 |
昨年、東京オリンピック閉会式に合わせて来日されました「エストニア・カリユライド大統領(当時)」が視察されるという栄に浴しました。(佐久市とサク市が友好姉妹都市)
「橘倉酒造」は、美酒を醸し地域の歴史・文化を伝える酒蔵です。
文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG