「感性なくして酒は醸せず」蔵人の感性を融合させた、心にやさしく響く酒造り。-山形県 六歌仙-
酒造・メーカー紹介
六歌仙の歴史
1972年創業。杜氏は須藤賢一。蔵は山形県内陸東根市温泉町に位置し、酒銘は平安の歌人『六歌人』から命名されました。
山形県産米、奥羽山系伏流水を使用し、環境管理を重んじて微生物の力を最大限に発揮し、蔵人の感性を融合させた「手造り」にこだわっています。
香りは穏やかでお米の旨味を生かした柔らかな味わいを心掛け、食事の邪魔をしない名脇役を目指しています。
その他、焼酎・リキュールの製造も行なっており、様々なシーンでご活用いただけるような商品を開発しております。
六歌仙の酒づくり
和醸良酒とは、『酒造りは蔵人の和をもって醸し出すものである』という言葉です。「六歌仙」はそれに微生物との和を加え醸しています。
酒は、微生物が造りだすもの、人間は微生物のための環境をいかに整え理解してあげられるかを基本とし、時には父となり母となり、時には医者となり常に微生物と対話を持つ、いかに微生物に対して愛情をかけることが出来るか。それこそが、手造りの基本であると「六歌仙」は考えております。
すべてにおいて、時間や温度といった数値で作業するのではなく、人間の五感を活用し作業を進めております。
近代的設備は、あくまでも道具、手足の一部分であり、感性なくして酒は醸せずを念頭に良質にこだわり続けます。
「六歌仙」の酒は近代的設備、人間の英知、微生物など自然との融合が醸すものだからです。
地元地域の特徴
四方を山々で囲まれた山形県内陸東根市に位置しており、盆地特有の夏は猛暑、冬は極寒といった四季の特徴を感じやすい気候で、酒造りに重要な気温の温度差を十分生かせる立地。
毎年3月と10月に蔵開放と称してイベントを開催しており、多くのお客様にご来蔵いただいております。
近隣には温泉場もあり、弱アルカリ性の茶褐色の泉質は「美肌の湯」として親しまれております。また、全国トップクラスの出荷量を誇る「さくらんぼ」が地元の名産品であり「佐藤錦」発祥の地です。
文:株式会社 六歌仙
協力:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG