「勝沼ワイン村」はワイナリー巡りの新たな名所に! ~Nikkawaワイナリーさんに聞きました。~
酒造・メーカー紹介
山梨県のワイン生産地の中心地、甲州市。その中でも勝沼ぶどう郷駅の周りには、たくさんのワイナリーがあるので、ワイナリー巡りが楽しめます。
その中でも注目の施設を発見!現在もまだ宿泊施設の工事などが進行中のワイナリー群、「勝沼ワイン村」です。勝沼ワイン村には8つものワイナリーが!ここならたくさんのワインを楽しめますね。
その中の一つNikkawaワイナリーの代表取締役の吉原さんにお話を伺うことができました。
現在も進化中のワイナリー群。
勝沼ぶどう郷駅に着いて、どのワイナリーに行こうかと、まずは「ワイナリーガイド」をゲットしました。
その地図に従って、ワイナリーが多く集まっている場所を目標に、勝沼ぶどう郷駅から駅前の道路を下っていきました。
そうしたら大きな車道の橋の上から、川沿いに広がるブドウ畑と建物群が見えたのです。
ここまで徒歩20分くらいです。私は歩くことが苦にならないので、歩いちゃいましたが、車(タクシー)だと7分くらいです。
マップには「勝沼ワイン村」と書いてあります。まだ、工事中の場所も残るこの場所。でもワイナリーがたくさんあるようなので、行ってみました!
勝沼ワイン村
「勝沼ワイン村」には8つのワイナリーがあります。ほとんどのワイナリーが2019年、2020年にオープンしたばかりです。
一つ一つは小さなワイナリーです。
どこもお一人でやっているのか、「畑にいますので、ご連絡ください」や「見学は予約をお願いします」などの張り紙が張ってあります。
平日にフラッと行くと、ワイナリーが開いていないこともあり、残念に感じるかもしれません。でもそこは小規模ワイナリーには仕方のないこと。
造り手たちがブドウ畑からワイン造りに励んでいる様子が想像できます。 私はこういう感じ、好きです。
その中で、Nikkawaワイナリーには「OPEN」の文字が!
ちょっと覗いてみると、中にいたご主人と目が合いました。
お店から出てきていただけたので、「試飲お願いできますか?」とお願いすると、快く応じていただけました。
Nikkawaワイナリー
Nikkawa(にっかわ)ワイナリーの名前の元にもなっている「日川」沿いにあるこの場所。実際には「ひかわ」と読むそうですが、地元の人は「にっかわ」とも呼ぶんだそうです。
ワイナリー群をつくるにあたっては、土地の大きさからいわゆる「大規模開発」となるそうです。雨水処理の問題など色々と大変だったことなどを教えていただきました。
海外のワイナリーにいった時も、上下水道が無く、それも自分でやらなくてはいけなかった苦労話を聞いたことがありました。海外の僻地だから大変なのかと思っていましたが、日本も同じなのですね。
ワイン造りって本当に一朝一夕にはいかないですね。美味しいものを造っていただいて、頭が下がります。
吉原さんは、そんな苦労もなんのその。ご出身のこの土地のブドウで美味しいワインを造りたかったとのこと。
試飲させていただいたのは、ここならではの「アジロン」。写真だと上段一番左です。
Nikkawaワイナリーのアジロンは、香りは豊潤で華やか。飲むと酸味がしっかり。独特な個性が記憶に残ります。「チョコレートと合わせてもいい」と教えていただきました。
月に一度のオープンデー
毎月第1土曜日にはすべてのワイナリーが一堂に会する日を設けているそうです。キッチンカーも来るそうです。
「色んなワイン飲みながら、バーベキューしても楽しいよね!」とのこと。
本当にそうですね。各ワイナリーのワインを楽しみながら、皆でワイワイ。
それぞれのワイナリーさんとお会いできる絶好の機会ですね。
東夢ワイナリー
川沿いの入り口には「東夢ワイナリー」があります。ここはもう20年近くやっているそうです。
勝沼ワイン村のワイナリーの中には、元々、ここで修業された方もいます。
全てのワインが買える総合棟
そしてそのお向かいに勝沼ワイン村の総合棟があり、ショップとレストランがあります。ここでは勝沼ワイン村のワイナリーのワインを買うことができます。
2階のレストランもとっても眺めがよく、お食事とワインが楽しめます。
宿泊棟も建設中。
勝沼ワイン村からは南アルプスが見えて、すごく眺めがいいです。
現在こちらには宿泊棟を建設中で、泊っていくことも。他にもテントサイトもできるようです。
たくさんワインを飲んでも泊りなら安心ですね。
勝沼ワイナリー巡りの中心地に!
10分ほど歩けば、シャトーメルシャンや蒼龍ワイナリーなどもあります。もう少し先には勝沼醸造やイケダワイナリーなども。
勝沼ワイン村に宿泊して、他のワイナリーまで足を延ばすこともできます。勝沼でのワイナリー巡りの新しい中心地になる可能性、大です!
新規ワイナリーやワイナリー群というと、ここ山梨ではなく、北海道や新潟など他県のイメージが強かったです。山梨県には老舗ワイナリーが多いという感じがしていました。
それでもワイナリーをやりたいと思っている方は多いはず。
だけどいきなり大規模な畑や醸造所は、企業ならともかく個人には難しいと思います。だからこういった場所で皆さんが協力し、時には切磋琢磨して素晴らしいワイナリー群になっていくといいなと思います。
勝沼ワイン村、次はオープンデイに行って、全部のワイナリーを飲み比べてみたいです!
施設情報
- 施設名:勝沼ワイン村
- ウェブサイト:https://katsunuma-winevillage.com/
- 住所:〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2561-11
ワイナリー情報
- ワイナリー名:Nikkawaワイナリー
- ウェブサイト:https://nikkawa-winery.com/
- 住所:〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2543‐15
- 電話番号:0553‐39‐9878