地元「城川」の里の酒を…県産米・湧水を使用した「旨味のある優しい味わい」の酒造り。-愛媛県 中城本家酒造-
酒造・メーカー紹介
中城本家酒造の歴史
「中城本家酒造」は、初代・中城孫太郎が明治31年(1898年)に創業。家族経営の200石に満たない小さな酒蔵です。
人手が必要な造りの時期には、地元の方の力を借りて、清潔・丁寧を心掛けた酒造りを皆でしています。
昔は伊方から杜氏を呼んで酒造りをしていました。現社長(72)が、当時(30~40代頃)普通酒だけだったのを、本醸造だけでも造ろうと要求しましたが、麹作りが難しいと渋る杜氏に、自分で造ろうと一念発起し、昭和60年からは、現代表を中心とし、地域の人々の力を借りて酒造りを始めました。
県産米を使った「愛媛の地酒」
最初は素人集団による酒造り。基本となる清潔を徹底し、丁寧な酒造りを大切にしてきました。
「自らが美味しいと思え、日本酒本来の旨さを表現したい」と考える「中城本家酒造」。
愛媛の地酒を意識し、原料であるお米は県産米を、水は裏山の湧水を使用。旨味のある優しい味わいの酒造りを目指しています。
とにかく旨い日本酒を提供することに力を注ぎ、これまで日本酒に縁が無かった方にも楽しんで頂けるような商品を造るため、飽くなき追求を続けています。
試行錯誤10年経った頃、ようやく四国で金賞を取り、全国では過去3度金賞を頂きました。
奥伊予地酒「城川郷」
初代から「相生(あいおい)」の銘柄で造っておりましたが、4代目の現社長が上記の酒を造る過程で、地元「城川」の里の酒を…ということで「城川郷(しろかわごう)」と銘々し、そこから今に至ります。
文:中城本家酒造 合名会社
協力:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG