製糖メーカーと日本のものづくりのトップランナー達による「種子島ラム酒プロジェクト」始動のお知らせ

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製糖メーカーと日本のものづくりのトップランナー達による「種子島ラム酒プロジェクト」始動のお知らせ

砂糖の製造メーカーである大東製糖株式会社の子会社・大東製糖種子島株式会社(鹿児島県熊毛郡中種町 代表取締役:木村成克)では、日本のものづくりのトップランナー達と協同し、種子島においてラム酒製造プロジェクトを開始しました。

蒸留所の新設や原料であるさとうきびの栽培から手掛け、発売は2023年11月を予定。さとうきびと密接な関係である製糖メーカーよるラム酒製造は国内初で、日本のものづくりの第一人者達との協同も初の試みです。

 

ブランド名は「ARCABUZ(アーキバス)」。新時代の幕開けを願って

プロジェクト背景

プロジェクト発足には2つの背景があります。

 

ひとつは、製糖メーカーのミッションとして「変わらない砂糖のイメージを変える」こと。さとうきびはラム酒やきび酢などの原料にもなります。

各界の協力を得ながら、製糖会社の知見を活かして世界が驚く美味しいラム酒を造ることで、国内消費者の砂糖やその原料であるさとうきびへの理解・関心を高めることを目的にしています。

 

ドイツ・KOTHE 社製の銅製 蒸留器を導入。

ドイツ・KOTHE 社製の銅製蒸留器を導入。

 

もうひとつは、種子島の豊かさを次世代につなぐこと。さとうきびの産地である沖縄や鹿児島の島しょ部は、人口減少や労働力流出といった問題が先鋭化しているエリアです。

世界が認めるラム酒を造り持続可能な産業とすることで、さとうきび栽培の永続や地域振興への貢献も目指しています。種子島でラム酒が製造されるのは、この取り組みが初です。

 

蒸留所とさとうきび畑が 隣接した、ラム酒製造に 絶好のロケーション。

蒸留所とさとうきび畑が隣接した、ラム酒製造に絶好のロケーション。

ブランド名に込められた思い

ラム酒のブランド名は「ARCABUZ(アーキバス)」。ポルトガル語で火縄銃の意味です。種子島は火縄銃の伝来や日本で唯一の実用衛星打ち上げ基地・種子島宇宙センターがある、時代の幕開けのきっかけとなる出来事と縁の深い島です。

種子島がラム酒でも世界に知られる、豊かな新しい時代が開かれることを願い命名しました。

 

種子島宇宙センター

6つの領域のプロフェッショナル

本プロジェクトには大東製糖株式会社および大東製糖種子島株式会社の代表取締役・木村成克のほか、世界品質のラム酒製造の可能性や地域貢献への思いに共鳴した、6つの領域のトップランナーが参画しています。

 

サイバー大学IT総合学部教授、秋田大学客員教授、日経TRENDY元編集長「北村 森」氏

サイバー大学IT総合学部教授、秋田大学客員教授、日経TRENDY元編集長「北村 森」氏

商品ジャーナリストとしても活躍し、本プロジェクトではオーガナイザーを務める。

 

KEN OKUYAMA DESIGN 代表「奥山 清行」氏

KEN OKUYAMA DESIGN 代表「奥山 清行」氏

日本人で初めてフェラーリをデザインした、世界的なインダストリアルデザイナー。ボトルおよびロゴデザインを担当。

 

東京・銀座のラム酒バー「Bar Lamp」オーナ ー・バーテンダー「中山 篤志」氏

東京・銀座のラム酒バー「Bar Lamp」オーナ ー・バーテンダー「中山 篤志」氏

海外の蒸留所視察も精力的に行い、世界のラム酒に精通。コンセプトワークから味づくりまでを指南。

 

小正醸造(株)

小正醸造(株)

明治16年創業、焼酎を中心とした鹿児島の酒類醸造会社。焼酎を樽で貯蔵する、樽貯蔵焼酎のパイオニア。2017年よりウイスキーも造る。製造の技術指導で参画。

 

(有)エニシング

(有)エニシング

日本唯一の「前掛け専門店」、西村和弘氏が代表を務める。ニューヨーク日本国総領事館での展示会や大英博物館での物販など世界的に活躍。ボトルサック制作を担当。

 

久米繊維工業(株)

久米繊維工業(株)

日本製Tシャツの原点となる色丸首を開発。デザイン性と着心地のよさから多くの支持を集める。同社の甲斐誠氏が、オリジナルのノベルティTシャツを担当。

発起者

大東製糖種子島株式会社 代表取締役「木村 成克」氏

大東製糖種子島株式会社 代表取締役「木村 成克」氏

 

国内の製糖メーカーでさとうきびの自社栽培まで手掛けているのは唯一。大東製糖種子島株式会社の設立は2018年。関東と種子島の往復生活を送るうちに、島の人々や風土の豊かさに魅了。

島の豊かさを広く伝え、次世代につなげたい思いと、製糖に欠かせないさとうきび産業に貢献したい思いから本プロジェクトを発足した。

大東製糖種子島株式会社では、黒糖やきび酢なども製造。

世界に約5%だけの「アグリコールラム」を製造。品種選びから全て自社で

原料となるさとうきびの品種選定から、栽培、ベストなタイミングでの刈り取り、搾汁、発酵、蒸留、ボトリングまで、各工程を自社で一気通貫できるのは、国内では「ARCABUZ(アーキバス)」だけです。

①素材の味が伝わる「アグリコール製法」

ラム酒の多くは廃糖蜜が原料ですが、「ARCABUZ」は搾りたてのさとうきびジュースが原料。このアグリコール製法で造られる「アグリコールラム」は、良質なさとうきびを圧搾できる環境が求められ、コストもかかるため世界での生産量はわずか5%程度。

種子島の産地に蒸留所を構え、素材の良さが伝わるアグリコールラムを製造。

②収穫後にすく搾汁、「一番搾り」のみを使用

収穫したさとうきびは、蓄えているショ糖が減らないように24時間以内に搾ります。これは畑から蒸留所までが、目と鼻の先だからこそできること。

さらに原料には、最初に搾った糖度が高いジュースのみを使用(通常3回搾汁) 。アグリコール製法に加え、高糖度かつ鮮度のよい一番搾りだけを使うことで、テロワールや素材の持ち味を最大限に引き出した味を目指しています。

③バガスや蒸留廃液を再利用「循環型生産」

さとうきびの搾りかす(バガス)や蒸留時に発生する廃液は、肥料や土壌改良剤として、来期のさとうきび栽培に活かされます。

さとうきびの栽培から収穫、搾汁、発酵、蒸留、熟成までのすべてを自ら手がけるからこそ構築できる仕組みです。

④量より質を。さとうきびは「黒海道」

日本のさとうきびにはいくつかの品種がありますが、「ARCABUZ」では、ショ糖濃度の上昇が早い「黒海道(くろかいどう)」を採用。収量よりも品質を重視した答えです。

アグリコールラム ARCABUZ(アーキバス) 概要

  • 代表者:木村 成克
  • 蒸留所所在地:大東製糖種子島株式会社 鹿児島県熊毛郡中種子町牧川536
  • ラム酒初年度製造量:6,000 リットル予定
  • ラム酒のラインナップ:初年度はホワイトラムのみ。次年度以降、樽熟成製品も発売予定
  • インスタグラムアカウント:tanegashima_distillery
  • ホームページ:https://www.arcabuz-rum.com/

会社概要

大東製糖種子島株式会社

  • 代表取締役:木村 成克
  • 所在地:鹿児島県熊毛郡中種子町牧川536
  • 設立:2018年4月2日
  • 事業内容:砂糖(含蜜糖)・きび酢の製造販売、ラム酒の製造販売、安納芋加工品の製造販売

 

【親会社】
大東製糖株式会社

  • 代表取締役:木村 成克
  • 所在地:千葉県千葉市美浜区新港44番
  • 設立:1952年7月26日
  • 資本金:1億円
  • 事業内容:砂糖(精製糖・含蜜糖)の製造販売、カフェ&ベーカリー事業
  • TEL:043-302-3108
  • ホームページ:https://daitoseito.co.jp

本件に関するお問い合わせ

  • 大東製糖株式会社 業務部広報課:櫻中 智之
  • 住所:千葉県千葉市美浜区新港44番
  • TEL:043-302-3108

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