(名) 戸塚酒造店
(とつかしゅぞうてん)
〒385-0022 長野県佐久市岩村田752
信州・岩村田は古くから、交通の要衝として栄えた場所。江戸時代のはじめには中山道の宿場町として発展し、多くの人が行き交いました。戸塚酒造の初代・戸塚平右衛門が駿河国(現・静岡県掛川市)からこの地に移り住んだのもこの頃です。徳川家の家臣として岩村田周辺の統治を任された彼は、駿河で学んだ酒造知識を生かし、どぶろく造りを始めたと言われています。それからおよそ360余年。品質ひと筋に、街道をゆく旅人たちを癒してきた小さな酒蔵は現在16代目を数え、長野県でも3指に入る長い歴史を数えます。浅間山麓の冷涼な空気と清らかな水、地の米。自然を生かし伝統を守り継ぐ中で、時代に合わせたたゆまぬ挑戦も続けながら、飲む人の心をほどく良酒を醸しています。