一万二千石の城下町だった江戸時代の面影を残す、信州須坂。いちばんの名所は春、四月、湖畔一面が八百本の桜に染まる臥竜公園です。「日本の桜の名所百選」にも選ばれているほど。そこから、ほんの二、三分のところに遠藤酒造場の臥竜蔵はあります。創業元治元年(1864年)、須坂藩御用達の酒蔵として創業し、以後、藩主への献上酒を納めてきました。以来、初代蔵元、遠藤徳三郎の強い信念でもあった「旨い酒造り」を代々受け継ぎ、常に進取の気性で挑戦を続けております。美しい自然と新鮮な空気、そして何より清らかな水に恵まれたこの須坂の地。江戸時代の館町、近代製糸業の繁栄時代……、いつの時代も須坂の町とともにあり、この地を愛する遠藤酒造場は、皆様に美味しく召し上がっていただける酒造りに、これからも精魂を傾け続けてまいります。