八幡川酒造 (株)
(やはたかわしゅぞう)
〒731-5116 広島県広島市佐伯区八幡3-13-20
広島市佐伯区の住宅街を少し奥に入った旧街道沿い。八幡川沿いにレンガ造りの煙突がそびえ立つ。ここが八幡川酒造。
創業文政年間という長い歴史を持つこの蔵元は、当時、この地域の有志たちが資金を出し合って創建したものだという記述も残っており、昔から地域に根ざした蔵元である。
酒造りに使う水は極楽寺山から湧き出る伏見水。近隣に住宅街が密集している地域でありながら、柔らかくてきれいな水に恵まれていると、杜氏も絶賛している。
米は普通酒の場合は中生新千本、特定名称酒については山田錦や県内の好適米を使用。自慢の銘柄は大吟醸天鴻で、新酒鑑評会で3年連続金賞を受賞した品である。
また冬季のみ限定発売する風味豊かなにごり酒、地域周辺しか販売していないという紙パックの商品も人気が高い。
実は安物のイメージが付きまとうと紙パックの販売を避けていた販売店が「この味ならば」と特別に取り寄せたというエピソードもある。