[限定販売商品]
江戸後期の当主、四代目太田七右衛門は、二本松藩主の丹羽長富侯から花梨の木を賜りました。この木は丹羽侯別邸のお庭にあったのですが、落雷で真っ二つに裂けながら生き延びた半身を、縁起が良いと頂いたのです。四代目はこの花梨を中庭に植え、当時の太田家には門側に樫の木があったため、「内に花梨(借りん)、外に樫(貸し)」を子孫への家訓としました。堅実経営(借りん)と社会貢献(貸し)の教えとして受けとめられています。
以来、この花梨は太田家の中庭に約170年ほども育ってきました。毎年4月頃にはピンクの可憐な花を咲かせ、10月には大きな黄色い実が稔ります。古木ゆえ、年によって実は多かったり少なかったり。この稀少な花梨の実を、純米生酛原酒を用いて美味しい花梨酒に仕上げました。
この特別限定の花梨酒は、年を経て、極めて高貴な味わいに昇華いたしました。豊作のヴィンテージ・イヤーであった2012年産です。この2012年産の販売をもって、今回の限定販売は終了いたします。
名称
大七 生酛花梨酒
(だいしち きもとかりんしゅ)
度数
12%
原材料
花梨の実、純米生酛原酒