ウイスキーってどんな酒? Vol.13 「量り売り、ミニボトル、ハーフショットetc. ~ウイスキーを少量ずつお得に試す~」

ウイスキーの知識

ウイスキーってどんな酒? Vol.13 「量り売り、ミニボトル、ハーフショットetc. ~ウイスキーを少量ずつお得に試す~」

今回は特に初心者にうれしい、「いろいろな銘柄を少しずつ、お得に試す方法」をメインに解説。敷居が高いと思われがちなBARの楽しみ方と、テイスティングについてもごく簡単にまとめました。

 

「いろんな銘柄を少しずつ楽しむ」買い方!

“まずは一本買ってみること”は、ウイスキー初心者が入門する方法のひとつだと思います。でも丸々一本だと700mlとかそれ以上の量があるから、もし味が気に入らなかったらどうしよう・・・。と考える方も少なくないのではないでしょうか?

そんな方のために、ここでは「ウイスキーを少量で買う」方法をお教えします!

①ミニボトル、ハーフボトル

ミニボトル、ハーフボトル

 

写真中央のように、実はこんなスリムなサイズのボトルも販売されているんですよ。酒販店よりもむしろ、スーパーや百貨店などに多い印象です。

写真の「タリスカー10年」は、200mlで¥1800くらい。シングルの量が30mlなので、これを6杯以上も味わえるとなると、けっこう十分な気もしますよね。

通常の700mlボトルをネットで調べてみたところ、¥5000前後の値が付いていました(2023年2月現在)。

そのほか、容量が50ml程度のミニチュアボトルや、半量のハーフボトルなども販売されているんですよ。

 

タリスカー 10年

タリスカー 10年

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②量り売り、有料試飲

量り売り、有料試飲

 

もう一つ、ぜひおすすめしたいのが、おもに酒販店で利用できる「量り売り」のシステム。30mlのワンショットや、お店によっては10ml単位で量り売りをしてもらえるんですよ。量り売り用ボトル代として150円くらいかかりますが、それでも、フルボトルでは到底手が出ないような高級銘柄を試せるのは、とっても価値がありますよね。

有料であることが多いですが、店内で試飲をさせてもらえるお店もあります。

また、ネットショップでも量り売りやごく少量での販売を行なっているところがあります。「ウイスキー 量り売り 通販」などと検索するとヒットしますよ。ただし、こちらは送料がかかる場合がほとんどです。

BARでの楽しみ方入門

初心者には、BARはちょっぴり敷居が高く思えてしまうかもしれません。ここでは、初心者ができるだけ気負わずにBARを楽しめるよう、「お店の選び方」「店での最低限のマナー」「オーダーの仕方」に分けて解説します。

A. お店の選び方

お店の選び方

 

「ウイスキー バー」などとネット検索して、近場でウイスキーの品揃えが豊富そうなお店をピックアップするのが先決。この際「オーセンティックバー」と表記のある店は総じて値段が高いので、初心者は避けたほうが無難でしょう。

\500くらいのチャージ料(席料)がかかる場合も多いので、予算はだいたい「\4000で3杯が目安」といったところでしょうか。あと、支払いが現金のみのところもあるので注意が必要です。

そして入店時間は、お店の開店直後を狙うとほかのお客さんが少ないことが多いので、余裕をもって応対してくれるはずです。

B. 楽しむための最低限のマナー

楽しむための最低限のマナー

 

まず、基本的にはドレスコードはありません。しかし、男性は半ズボンやサンダル、女性も、過度に露出の多い服装は避けたほうが無難です。

それと、特にウイスキーなどの品揃えが豊富なBARは、お酒の味わいをゆっくり、じっくりと楽しむための場所であることがほとんど。

注文のときに大きな声を出す必要はなく、まして騒ぐ場所ではないということだけ意識しておけば問題ないでしょう。

C. オーダーの仕方

オーダーの仕方

 

特に戸惑う人が多いのが、「メニュー表の無い店で、どうやってオーダーするのか?」だと思います。これは何もイケズでそうしているのではなくて、バーテンダーを、コンシェルジュ(ガイドさん)として活用してほしい、というお店側の意図の表れなんですね。

つまりBARとは、バーテンダーとのコミュニケーションを楽しむ場でもあるのです。だから、初心者なら正直に、「初心者で、いろいろ試したい」と伝えるのが最善。ふだん飲んでいる酒や味の好み、これまで飲んだなかで美味しかった銘柄を伝えて、それと同系統のものなのか、毛色の違ったものが飲んでみたいのかを話してみるのも良い方法です。

あとは並んでいるボトルのなかで気になったものがあれば、気軽に尋ねましょう。

値段を聞くのも、けっして失礼には当たりません。気になった場合は、「ワンショット(または一杯)いくらですか?」と遠慮なく聞いてみて。

「ハーフショット」を相談してみても

「ハーフショット」を相談してみても

 

シングルの量をハーフで、つまり15mlで提供してもらう「ハーフショット」というオーダー法があります。おもに、いくつかの銘柄をストレートで飲み比べたいけれど、30mlだとちょっと多いし、予算的にもしんどいな。というときに使う頼み方です。

ただ、ハーフショットを受けつけていないBARもわりとありますし、値段がきっちり半分にならないこともあります。それらを差し引いても、とにかく経験を重ねたい初心者にとっては、覚えておくといい方法だと思います。

バーテンダーが忙しそうなタイミングを避けて、「だいたい3杯くらい試したいんですけど、ハーフショットはできますか?」と聞いてみるといいでしょう(ハーフ一杯だけ飲んで帰るのはさすがに良くありません)。

「テイスティング」を簡単に

「テイスティング」を簡単に

 

最後に、テイスティングについてもごく簡単に解説しておきましょう。

  1. グラスの内側をウイスキーで湿らせるように、1~2周ほどグラスを回します。
  2. 鼻をグラスに近づけて、香りをかぎます。
  3. そして飲むのですが、すぐに飲み込むのはもったいない!舌の上で転がすようにして、口のなかでしばらく堪能しましょう。
  4. 余韻まで味わう。飲み下すときに立ちのぼってくるフレーバーや感覚、喉を通る感触も楽しんで。そのあとで、鼻から抜けていく香気にも注意を傾けてみましょう。

 

りんごや柑橘などの果物、チョコレートやナッツ、花の蜜、麦やスパイス、はては木材や薬品など――ウイスキーの味わいは千差万別で、何が正解ということはありません。自由に思いを巡らせて、言葉を浮かべながら飲むのも楽しいですよ。

次回は、第一部の最終回!

これまで何度もお話ししてきましたが、お酒に限らず食全般を深く楽しむためには、「とにかくいろんな味わいを体験する」のが正攻法。今回の内容が、その一助になれば幸いです。

さて次回はいよいよ、「ウイスキーってどんな酒?」第一部のラスト。 実際にバーテンダーの方に、日本のウイスキーの特色と、初心者が楽しむためのコツをお伺いしますよー!

 
ウイスキーってどんな酒?

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