美味しい燗酒のつけ方・楽しみ方

日本酒の知識

寒い時期に体に染み渡る「燗酒」。美味しいですよね!今回はこの燗酒のつけ方をご紹介致します!

手間ひまかけて「湯銭」で温める!

手間はかかりますが、燗酒をつける際の一番の方法は「湯銭」です。美味しい燗酒が飲めますよ!最近は少なくなりましたが、料亭や飲食店さんでは燗酒を専門につける方がおられ、その方の事を「お燗番さん(おかんばんさん)」や「燗番娘(かんばんむすめ)」と呼ばれていたそうです!

飲食店では「燗どうこ(かんどうこ)」や専用の陶器にお湯を入れ、チロリで提供されているところもありますが、家庭内ではなかなか方法が解らない方も多いと思います。

 

そこで簡単レシピ!徳利に9分目までお酒を入れ、沸騰したお湯に入れます。お湯の量は徳利の半分まで浸かっていれば大丈夫です。「2~3分」たてばお酒が徳利の口まで上がってきます。徳利を持ち上げて徳利の底に指を当ててみて、やや熱いと感じたらちょうど良い燗酒のできあがりです。

  • 2分30秒目安・・・ぬる燗
  • 3分目安・・・熱燗

 

ちろり

誰でも簡単!レンジで「チンッ!」

電子レンジでの燗酒は手軽にできますので、ご家庭や飲食店でもやられている所も多いと思います。ただ電子レンジで温めると徳利内の温度が一定ではなく温度のムラがありますので、お召し上がる前に混ぜる必要があります。

  • お酒一合(180ml)・・・500Wで50秒~60秒加熱(上燗)

燗酒の温度帯での楽しみ方

日本酒は様々な温度帯で楽しめる他の酒類では無い楽しみ方ができます。日本酒の酒類でも大吟醸や吟醸酒、純米酒、本醸造酒、普通酒などなどいろんなお酒がありますので、それぞれの燗酒の楽しみ方をご紹介します。

 

燗酒の表現と温度帯

 

大吟醸酒や吟醸酒は香りを楽しみながら飲んでいただきたいのでぬる燗までで!純米酒や本醸造酒、普通酒はフルーティな香りがあるものはぬる燗まで、そうでないものはどの温度帯でも美味しくお召し上がりいただけます。

日本酒の良さは、熱を加えることにより冷酒では分からない複雑な味わい深みが増し、ふくらみのある味わいになります。その醍醐味を楽しめるのが燗酒の良さです。ただし、体内に入ったアルコールは体温と同じくらいの温度になってから吸収されるので、冷酒よりも燗酒の方が酔いのまわりは早く成ります。

ちょっと変わった飲み方

大吟醸酒や吟醸酒のような香りのあるお酒は、ぬる燗程度まであたためて「大ぶりのワイングラス」で飲む。香りも楽しめ、複雑な味わいやふくらみをより分かりやすく感じることができます。またグラス内のお酒を回すと温度が下がるので、味わいの変化も感じられます。

 

一つのお酒でいろんな味が楽しめる。ぜひお試しあれ!

 

文:日本酒鑑定士協会 瀧村健治
編集:LIQLOG

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